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新規な高次トポロジカル分子の合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 00J00971
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 合成化学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

渡辺 伸博  大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターロックト化合物 / トポロジカル分子 / 超分子 / カテナン / ロタキサン
研究概要

本年度の主な研究実績は以下の3点である。
(1)ジエンおよびジエノフィルユニットを二つの環に含むカテナンの合成
水素結合サイトとして第二級アミド結合をもち、ジエン構造を有するマクロサイクルの存在下でジエノフィルとしてフマル酸誘導体を含むジアミンと、適度な長さを有するジ酸クロリドの環化反応を行うことでジエン構造とジエノフィル構造をそれぞれの環に含む[2]カテナンを合成した。ジ酸クロリドの構造には他の官能基の導入も可能であり、また本カテナンの合成法は非常に穏やかな反応条件下で進行するため、様々な官能基を有するカテナンを自在に合成する手法を確立した。
(2)分子間Diels-Alder反応によるカテナンポリマーの合成
ジエン構造およびジエノフィル構造を二つの環コンポーネントに含む[2]カテナンを溶融重合させることでカテナンユニットを全て環状構造で連結したポリカテナン状ポリマーを合成した。カテナンモノマーに組み込んだジエンとフマル酸誘導体のDiels-Alder反応は速やかに進行し、カテナンユニットを含むポリマーが簡便に得られることを確認した。この結果より、本研究の「協奏的環化反応による高次インターロックト化合物の合成」手法が、ポリカテナン合成に向けた方法論として適切であることを実証した。
(3)ジエン構造をもつインターロックト化合物の応用として、フラーレンをDiels-Alder反応によって環に導入したロタキサンを合成した。さらに、軸分子に亜鉛ポルフィリンを導入することによって環にフラーレン、軸にポルフィリンを導入したロタキサンを合成した。これらのロタキサン上においてポルフィリンからフラーレンへ空間を介した光誘起電子移動が観測され、インターロックト化合物が優れた電子移動システムを構築できることを示した。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nobuhiro Watanabe: "Chemical Modification of Amide-Based Catenanes and Rotaxanes II"Bull. Chem. Soc. Jpn.. 74. 149-155 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuhiro Watanabe: "Change of Connectivity on Catenane Ring : Ring Expansion by Annulation-Ring Scission Sequence"Org. Left.. 3. 3519-3522 (2001)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuhiro Watanabe: "Highly Efficient Synthesis of [3]-and [5]Rotaxanes Consisting of Crown Ether and sec-Ammonium Salt"Chem. Commun.. 2720-2721 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuhiro Watanabe: "Photoinduced Intra-Rotaxane Electron-Transfer between Zinc Porphyrin to Fullerene[C60] in Benzonitrile"Angew. Chem. Int. Ed.. 42. 681-683 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2025-11-17  

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