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対人葛藤場面における幼児の社会的認知と社会的問題解決方略との発達的関係

研究課題

研究課題/領域番号 00J00983
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関広島大学

研究代表者

丸山 愛子  広島大学, 大学院・教育学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード対人葛藤 / 社会的認知 / 社会的問題解決方略 / 幼児 / 発達 / 攻撃児 / 親密性 / 敵意
研究概要

日頃、対人葛藤をひき起こすことの多い幼児と少ない幼児を対象に,相手からネガティブな行為を受けた対人葛藤状況での社会的問題解決方略(以下SPS方略と略記)と相手との親密性の違いや相手の敵意の有無との関係について検討した。
男児61名,女児60名(平均年齢5歳7カ月)を対象に、幼児の日頃の対人葛藤行動(質問は「攻撃行動の測定」(森下,1985)を参考)について担任保育者に4段階評定してもらい、1組30名の上位8名を対人葛藤多群,下位8名を対人葛藤少群(男女各4名)とし、16名×4組=66名を分析対象とした。対人葛藤場面における幼児のSPS方略測定は,同年齢・同性の相手との間に対人葛藤が生じようとしている場面を描いた紙芝居と5種類のSPS方略を措いた絵カード(泣き方略,攻撃方略,依存方略,言語方略,消極方略と略記)を用いた。
感情査定の結果,すべての幼児が提示した架空場面を怒りや悲しみが生じる不快な状況と認知していた。要因計画は2(対人葛藤を行う程度:少,多)×2(親密性:低,高)×2(相手の敵意:無,有)×5(SPS方略),親密性と相手の敵意は被験者間要因、SPS方略の平均評定値について4要因分散分析を行った。その結果、対人葛藤少群と比べ対人葛藤多群では攻撃,言語方略が多い。対人葛藤多群と比べ対人葛藤少群では泣き,依存方略が多い。親密性高群と比べ親密性低群では泣き,攻撃,依存方略が多い。相手の敵意無群と比べ敵意有群では言語,消極方略が多い。対人葛藤多群では、親密性低群かつ相手の敵意有群で攻撃方略が多いが,親密性高群かつ相手の敵意無群では攻撃方略が少なく、言語方略が多い。対人葛藤少群では、親密性低群かつ相手の敵意有群で泣き,依存,言語方略が多い。
以上より、親密性の違いや相手の敵意の有無と幼児のSPS方略が関係していることが示された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 丸山(山本) 愛子: "対人葛藤場面における親密性及び相手の敵意の有無と幼児の社会的問題解決方略"日本心理学第66回大会発表論文集. 1031 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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