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サル頭頂連合野および海馬系における認知地図の神経機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 00J02275
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 神経・筋肉生理学
研究機関日本大学

研究代表者

佐藤 暢哉  日本大学, 医学部, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードナビゲーション / サル(ニホンザル) / バーチャル・リアリティ / 認知地図 / 頭頂連合野 / ニューロン活動 / 大規模空間
研究概要

今年度は、前年度までに学習させた仮想空間でのナビゲーション課題を遂行しているサルの頭頂連合野からニューロン活動を記録した.用いたナビゲーション課題は,サルの前に配置した100インチの大型スクリーン上に,コンピュータ・グラフィックスによる立体的な仮想空間を作り出し,その空間内のある地点から別の地点までジョイスティックを使って移動するというものであった.具体的には,各試行のはじめに目的地の画像を手がかりとして呈示し,約1秒間の間隔の後にスタート地点から指示した目的地まで移動することを課題とした.課題遂行時のサルの頭頂葉内側壁(領野としては、7m野,後部帯状回,脳梁膨大後部皮質)のニューロン活動を記録・解析した結果,仮想空間内の特定の場所において活動性を上昇させるニューロンが見受けられた.定量的な解析の結果,記録した361個のニューロンの内,ある場所に対して反応していたものは179(50%)で,場所によって活動性を変化させた,つまりある特定の場所に対して選択的に応答していたものは141(39%)であった.さらに,ある場所で右に旋回したときに活動性を上昇させるというような,特定の場所での特定の行動に反応しているニューロンも見受けられた.このようなニューロンは、ある特定のルートを辿ることに関係していると思われる.以上のような結果は,頭頂葉内側壁にはナビゲーションをおこなうことに関係したニューロンが存在することを示唆している.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Sato, N., Sakata, H., Tanaka, Y., Taira, M.: "Neuronal activity in the mesial parietal cortex of the monkey during navigation task in virtual space"Society for Neuroscience abstract. (online). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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