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西夏語仏教文献の言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 00J02788
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 言語学・音声学
研究機関京都大学

研究代表者

荒川 慎太郎  京都大学, 大学院・文学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード西夏語仏教文献 / 西夏語音韻論
研究概要

昨年度に引き続き・ロシア科学アカデミー東方学研究所(サンクトペテルブルグ支局)所蔵の西夏語仏教文献を利用して、西夏語の語学的な見地から研究を行った。西夏語仏教文献は漢語からの翻訳によるもの、チベット語からの翻訳によるもの、西夏独自のものの三つに大別できるが・本年度はチベット語からの翻訳文献、具体的には『聖勝慧彼岸到功徳宝集頒』などのテキストを分析材料とした。
上記研究所で閲覧・筆写をおこなった上、マイクロフィッシュの形でも入手し、これを焼き付けしたものを研究のための資料とした。チベット語からの翻訳による西夏語仏典は、極めて逐語的に西夏語チベット語が対応する。そのため、この二つを並行させたテキストが言語分析の上で有用であるため作成した。テキストはワープロソフト、語彙集はデータベースソフトを利用して作成した。データはフロッピーディスク・MOディスクなどの記憶媒体により整理・保管している。このテキスト・訳注に基づき、西夏語文法に関する言語学的分析を行い、チベット語の特定の語彙を翻訳する西夏語語彙などを明らかにした。研究の成果は「チベット語から訳された仏典西夏語の諸特徴-西夏文『聖勝慧彼岸到功徳宝集頒』を資料として-」として、日本言語学会第125回大会において口頭発表した。また、同資料の断片は国内にも存在する。その言語学的価値について、「国立民族学博物館所蔵中西コレクションの西夏文-『聖勝慧彼岸到功徳宝集頒』断片について-」『内陸アジア言語の研究』(2003年,18号,forthcoming)にて論じた。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 荒川慎太郎: "国立民族学博物館所蔵中西コレクションの西夏文-『聖勝慧彼岸到功徳宝集頌』について-"内陸アジア言語の研究. 18(forth coming). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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