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超弦理論におけるブレインを用いた量子場の理論の解析

研究課題

研究課題/領域番号 00J02809
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関京都大学

研究代表者

太田 和俊  京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード超弦理論 / 超重力理論 / タキオン凝縮
研究概要

平成13年9月1日より平成14年8月31日までアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学理論物理学センターにおいて研究を行った。
平成14年8月31日付で中途辞退するまでに行った本年度の研究はtachyon matterを重力理論の解として理解しようとする試みである。Tachyon matterとは不安定な非BPSブレインの崩壊やDブレイン-反Dブレインの対消滅の後に残る圧力を持たない物質のことであり、近年A. Senによってその存在の可能性が指摘された。このtachyon matterに対する取り組みには弦の場の理論を用いたものや、ブレイン上の有効理論を用いたものなどがあったが、我々の研究ではtachyon matterを弦理論における背景時空として、弦理論の低エネルギーでの有効理論である重力理論を解くことによって解明することが目的である。
我々は重力場とディラトン場、反対称テンソル場が結合した一般的な弦理論の有効理論のP+1次元に広がった物体(ブレイン)を記述する重力解について考察を行った。この解は4つのパラメーターを含んでいるが、このパラメーターのある特別な値でブレイン上に局在化したエネルギー運動量テンソルの圧力部分がゼロになることを見出した。我々はこのパラメーターの値での重力解がtachyon matterをあらわすものと考え、この物体のHawking温度などの性質について調べた。この研究は京都大学大学院理学研究科の横野貴志氏に協力をお願いした。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ohta Kazutoshi, Yokono Takashi: "Gravitational Approach to Tachyon Matter"Physical Review. D66. 125009 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Ohta Kazutoshi: "Exact Mesonic Vacua From Matrix Models"JHEP. 0302. 057 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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