研究課題/領域番号 |
00J03532
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
深澤 英人 京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | モット絶縁体 / 電子数制御 / 金属・絶縁体転移 / 強相関電子系 / 浮遊帯域法 / ルテニウム酸化物 / イリジウム酸化物 / ニオブ酸化物 |
研究概要 |
本年度は、採用者は研究課題及び本年度の研究計画に基づいて主に以下の3つの内容について研究、その発表を行った。 1. Ca_2RuO_4単結晶試料の純良化 採用者は昨年度に引き続き、Ca_2RuO_4単結晶試料の純良化に努めた。それにより、これまで以上に良質で大型の単結晶試料の育成に成功した。得られた試料を、共同研究者に提供することにより、この物質の電子状態に関する論文を共著で執筆し、Physical Review Letters誌に投稿した。この論文は2002年11月号及び12月号に掲載された。 2. パイロクロア構造をもつイリジウム酸化物の研究 一昨年から研究に着手していたパイロクロア構造をもつイリジウム酸化物の電子数制御についての論文を執筆し、Journal of the Physical Society of Japan誌に投稿した。この論文は、2002年10月号に掲載された。 3. パイロクロア構造をもつニオブ酸化物の研究 採用者はこれまでほとんど研究の行われてこなかった4価のニオブを含むパイロクロア酸化物の研究を行った。そして、その詳細な物性を初めて明らかにした論文を執筆し、Physical Review Letters誌に投稿した。この論文は2003年2月号に掲載された。 以上の研究成果について、本年度は国際会議の場で発表した。また、研究遂行のための必要な実験器具を購入するとともに、いくつかの研究会に参加することで情報収集に努めた。
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