• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

白亜紀末期/第三紀境界をはさむ根室層群の堆積相と化石群

研究課題

研究課題/領域番号 00J03631
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 層位・古生物学
研究機関京都大学

研究代表者

成瀬 元  京都大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード白亜紀 / 第三紀境界 / 堆積相解析 / 重力流堆積物
研究概要

本年度は,前年度に引き続き根室層群の補足的調査を行い、岩石試料のサンプリングを行った。すでに,前年度までの調査から,根室層群は重力流堆積物の発達する深海堆積物であることが明らかになっており,その堆積相解析結果は本年度投稿論文(成瀬,印刷中)としてまとめられた。加えて,さらに詳細な堆積環境の変遷を明らかにするため,本年度は根室層群の塊状重力流堆積物に対して新たに開発した高解像度粒子配列解析法を適用し,その堆積プロセスを推定した。また,あわせて重力流実験を行い,それによって生じた実験堆積物に対しても同様の解析をすることで,野外調査で得られたデータが再現されるかについて検証を行った。これらの結果は今後投稿論文として公表される予定である。
さらに,本年度は国際深海掘削計画(ODP)Leg192.「オントンジャワ海台の掘削」に参加して得られたデータをまとめた。このプロジェクトは白亜紀中期に地球環境に大きなインパクトを与えたとされるオントンジャワ海台の噴火活動の様式を解明することが目的である。白亜紀の古環境変動という点では,オントンジャワ海台の噴火活動は根室層群から得られるデータに大いに関連する可能性のある現象である。このプロジェクトで私が行ったのはオントンジャワ海台で発見された火山砕屑物サクセッションの堆積相解析であり,このサクセッションがほとんど重力流堆積物で構成されていて,おそらく一回の海退および海進によって形成されたこと,粒子配列解析の結果から火山砕屑物の供給源がおそらく北方に存在していたであろうことなどを明らかにすることができた。この結果の一部はすでに投稿論文(佐野・成瀬,印刷中)としてまとめられており,今後もより詳細な結果をまとめて投稿する予定である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 成瀬元: "Cretaceous to Paleocene depositional history of North-Pacific subduction zone : reconstruction from the Nemuro Group, eastern Hokkaido, northern Japan"Cretaceous Research. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 佐野貴司, 成瀬元: "Leg192:オントンジャワ海台(超巨大玄武岩地域の研究)"月刊地球. (印刷中).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi