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スーパーシェルに付随する分子雲の観測的研究

研究課題

研究課題/領域番号 00J04288
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 天文学
研究機関名古屋大学

研究代表者

松永 健一  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード分子雲 / スーパーシェル
研究概要

私は「スーパーシェルに付随する分子雲の観測的研究」という課題について研究を行ってきました。これまでに名古屋大学4m電波望遠鏡「なんてん」を用い、銀河系第4象限に対する12CO(J=1-0)スペクトルによる広域なサーベイ観測を行い、この結果8個のスーパーシェルの検出に成功しました(Matsunaga et al. 2001)。
本年度はこれまで行った研究の成果と、最近行われた中性水素原子ガス(HI)の観測によるスーパーシェルの研究と比較することにより、我々が分子雲の観測から検出したスーパーシェルが、銀河系におけるスーパーシェルの進化のどの段階に位置しているのかについて研究を行った。この結果、分子雲のスーパーシェルはHIのスーパーシェルに対して、小さく、inner Galaxyでより多く、また、渦状腕に付随していることが明らかになった。これは、渦状腕で形成された星団での複数回の超新星爆発によって作られるスーパーシェルにおいて、比較的若い進化段階においては分子雲の付随が顕著であるため分子雲の観測が、その検出に有効であることを示している.また、銀河中心から離れた領域においては、もともと分子ガスの存在量が少ないため分子雲の観測からは検出されにくく、HIの観測が有効であることが明らかになった。
銀河系における、分子雲およびHIによって検出されたスーパーシェルの個数は、理論的に見積もられる数よりも少ないことがわかった。これは、スーパーシェルの検出がその形状からのみであるので、そのすべてを検出することが非常に困難であることを示している。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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