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栽培オオムギの起源およびHordeum属植物の多様性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 00J06451
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 育種学
研究機関岡山大学

研究代表者

丹野 研一  岡山大学, 資源生物科学研究所, 日本学術振興会特別研究員PD

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードオオムギ / 起原 / DNA / 塩基配列 / 倍数性 / 連鎖地図 / 遺跡 / 考古
研究概要

オオムギ属野生植物Hordeum murinumについて、塩基配列分析を行った。倍数性進化が異質倍数化によることを明らかにし、論文を投稿した。
オオムギの重要な栽培形質である六条性について、5つの交配集団を作成し、条性遺伝子の詳細な連鎖地図を作成した。これらの連鎖地図は、六条性遺伝子クローニングのための重要なツールとなるので、論文を投稿した。
脱落性六条オオムギについて塩基配列分析を行い、これらのオオムギが雑種に起原することをDNAレベルで実証した。育成している交配雑種の形態確認を待って、論文を発表する。
日本と朝鮮半島にのみ分布する矮性オオムギについて、原因遺伝子のクローニングに成功した。さらに多様性解析を行った結果、この形質は一つの突然変異体に由来したにもかかわらず、集団には高い多様性があることを明らかにした。論文二本を投稿予定。
中近東シリアにおいて考古遺跡発掘調査を行った。出土した植物について種の同定を行い、シリア考古局に報告書を提出し、学会発表した。
東アジアの在来オオムギについて、葉緑体DNAの変異を調べた。これまでこの地域のオオムギは大きく二系に区別できると考えられてきたが、本研究では単一起源的な結果を得ており、オオムギの伝播経路に関する新説となる可能性がある。現在解析中。
静岡県の遺跡より出土した炭化種子について、種の同定とDNA分析を進行しており、発掘報告書を現在とりまとめている。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Ken-ichi Tanno: "A DNA marker closely linked to the vrs1 locus (row type gene) indicates multiple origins of six-rowed cultivated barley (Hordeum vulgare L.)"Theoretical and Applied Genetics. 104. 54-60 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 丹野研一: "北西シリア、テル・エル・ケルク遺跡出土の炭化種子"育種学研究. 4(1). 121 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 丹野研一: "オオムギ半矮性遺伝子uzu座に連鎖するマイクロサテライトマーカーの遺伝的多様性"育種学研究. 4(2). 399 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2024-03-26  

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