研究課題/領域番号 |
00J60207
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
越智 道子 愛媛大学, 医学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 高血圧 / 動脈硬化 / マイクロサテライト多型 / ゲノムワイドスクリーニング / 候補遺伝子アプローチ / 単一塩基多型(SNPs) / 多変量解析 |
研究概要 |
高血圧および動脈硬化は環境要因と遺伝要因が相互に影響して発症することが知られている。投薬および生活習慣の改善指導が主な治療法であるが、その効果は患者の体質の違いによる個人差が大きく、患者個人の遺伝要因に基づいた個人に適した治療(オーダーメード医療)が望まれている。しかし未だ決定的な遺伝要因は報告されていない。そこで(1)高血圧の関連候補領域の同定と(2)高血圧関連候補遺伝子の検証を試みた 報告者は臨床データの揃った約5000人の対象集団について(1)を目的としマイクロサテライト多型を用いたゲノムワイドスクリーニング、(2)を目的とし候補遺伝子アプローチを行った。前者では平均5cM間隔で全ゲノムをカバーできる1279種類のマイクロサテライト多型を用いてゲノムワイドスクリーニングを行って第10染色体上に高血圧に関与する可能性の高い2塩基反復配列(CAリピート)型多型を同定し、さらにそれが中性脂肪と有意な関連性を示した(Hypertension Research.2003.in press) また、後者では本態性高血圧との関連が示唆されている単一塩基多型(SNPs)約30種についてTaqMan法により決定した遺伝子型で多変量解析を行った結果、GNAS1 T393C多型で高血圧と喫煙(Hypertension. 2002)、高血圧と飲酒(Hypertension Research. 2003 in press)の間に有意な関連性が得られた。またEDN1 G198T多型でBMIとの有意な関連性が得られた(Hypertension. 2003)
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