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枯草菌における分泌タンパク質及び膜タンパク質の輸送・局在化のネットワークの解析

研究課題

研究課題/領域番号 00J60303
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 遺伝
研究機関信州大学

研究代表者

武内 桂吾  信州大学, 繊維学部, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2000 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2001年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード枯草菌 / 膜タンパク質 / プロテオーム
研究概要

グラム陽性細菌の代表的モデル生物である枯草菌の全塩基配列決定に伴い、他の全塩基配列決定生物同様、枯草菌においてもポストゲノム分野での開拓的研究を行う必要性が生じた。本研究はこの分子生物学研究の流れを受けて、新たに、枯草菌の膜タンパク質のプロテオーム解析の系を確立し、具体的な膜タンパク質の生物学的現象を明らかにすることを目的としている。これまでに得られた成果として、現在得られている枯草菌の全塩基配列のデータから膜タンパク質同定プログラムであるPSORTあるいはSOSUIを用いて枯草菌遺伝子中の膜タンパク質の候補を抽出し、その種類を予想した。この結果、全タンパク質の1/4にあたる約1300種類の膜タンパク質が確認された。その中で一番多かった種類はトランスポータであり27.4%、続いて代謝系タンパク質で11.7%、またセントラルドグマに関与しているタンパク質群が4.4%であった。その他胞子形成に関与するもの呼吸鎖に関与するものなど、さまざまな機能を持った膜タンパク質に分類できた。さらにこの中で一番種類の多いトランスポータについて機能ごとにその数を調べたところ、枯草菌ではABCトランスポータが一番多く見られた。続いて電気化学ポテンシャルを利用しているマルチドラッグレジスタンス関係のタンパク質,そしてホスホエノールピルビン酸依存性のいわいるPTSのコンポーネントという結果となった。また、枯草菌菌体内から膜タンパク質を抽出し、それを二次元電気泳動で展開し、MALDI-TOF MSで確認した。その結果、およそ600種類の膜結合タンパク質が検出された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Satoru Suzuma, Sayaka Asari, Keigo Bunai, Keiko Yoshino, Yoshinari Ando, Hiroshi Kakeshita, Masaya Fujita, Kouji Nakamura, Kunio Yamane: "Identification and characterization of novel small RNAs in the aspS-yrvM intergenic region of the Bacillus subtilis genome"Microbiology. 148. 2591-2598 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2001-04-01   更新日: 2024-03-26  

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