研究課題/領域番号 |
01010076
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
竹縄 忠臣 東京都老人総合研究所, 分子老化学系生体情報部門, 部長 (40101315)
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研究分担者 |
稲垣 昌樹 愛知県がんセンター研究所, 放射線部, 研究員 (30183007)
貝淵 弘三 神戸大学, 医学部・生化学第一, 講師 (00169377)
浜口 道成 名古屋大学, 医学部・病態制御研究施設・分子病態, 助教授 (90135351)
宇野 功 東京大学, 応用微生物研究所・生合成第二, 教授 (60114401)
西澤 誠 東京大学医科学研究所, 癌ウィルス研究部, 助手 (30192248)
山本 雅 東京大学, 医科学研究所・制癌研究部, 助教授 (40134621)
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研究期間 (年度) |
1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
1989年度: 15,800千円 (直接経費: 15,800千円)
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キーワード | 細胞増殖 / イノシト-ルリン脂質 / チロシンキナ-ゼ / Cキナ-ゼ / ホスホリパ-ゼC / ホスホリパーゼC / ホスファチジルイノシトールキナーゼ / Cキナーゼ / fyn / lyn |
研究概要 |
チロシンキナ-ゼによるイノシト-ルリン脂質情報伝達系の活性化が注目されている。その接点としてホスホリパ-ゼC、γ(PLCγ)やP13キナ-ゼが考えられている。PLCαの持つSH領域は<src>___ー,<crk>___ー,GAPなどのSH領域と相同でチロシンキナ-ゼ系情報伝達に重要な役割を果たすと考えられている。我々は、PLCγ_2のSH領域をネオマイシン選択発現系に組み込み、ラット3Y1細胞に発現させた。SHの過剰発現している3Y1細胞は細胞増殖速度が速く、コンタクトインヒビションを受け難くなっていた。又、チロシンキナ-ゼ活性の抗進とそれに平行してPLCγ_1の活性上昇がみられた。これらの結果はSH領域がチロシンキナ-ゼ及びPLC活性に重要な役割を果たしていることを示した。 PP60^<vーsrc>の標的蛋白として新らたにカドヘリンとカドヘリン結合蛋白を見つけた。Vー<sic>___ートランスホ-ム細胞ではカドヘリンの合成活性はむしろ上昇しているのにかかわらず、リン酸化を受けてカドヘリン依存性の細胞凝集は抑制されていた。 Cキナ-ゼの標的蛋白としてグリア酸性蛋白質がある。今回グリア酸性蛋白質のリン酸化は3ヶ所生じるその部位を特異的に認識する抗体を作成し、その細胞分裂期に生じるグリアフィラメントの娘細胞への分配にそのリン酸化部位がどの様に関与するかを調べた。するとリン酸化部位によって分配のされ方が大きく変化することをみい出した。
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