研究課題/領域番号 |
01015039
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
畑中 正一 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30142300)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1989年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 核小体 / 移行シグナル / NOS / RNA / 細胞質輸送 / スプライシング / HTLVーI / Rex |
研究概要 |
HTLVーIのpX遺伝子の中に、核小体への輸送シグナル(NOS)を持つことが明らかになったので、そのシグナルの機能を研究した。 具体的には、核小体への輸送シグナルが働かない完全長のHTLVーIプロウイルスとRex(p27×タンパク)を一緒にトランスフェクトしてgag・pro・pol・mRNA、env・mRNA、pXmRNAの3種類のmRNAの細胞質内蓄積に及ぼす核小体輸送シグナル(NOS)の意味を明らかにした。 則ち(NOS)シグナルの役目を果たせない欠陥(NOS)シグナルをもつRexタンパクでは、gagーproーpol・mRNAが細胞質内に蓄積できないことを明らかにした。核質に移行できる欠陥NOSシグナルをもつRexもこの作用がないことから、Rexが核小体に移行することがスプライスを受けないmRNAを細胞質に輸送することに不可欠であることが分った。
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