研究課題/領域番号 |
01041060
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
戸部 隆吉 京都大学, 医学部, 教授 (70025641)
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研究分担者 |
本田 良行 千葉大学, 医学部, 教授 (30019525)
堀 了平 京都大学, 薬学部, 教授 (40001036)
瀬戸 嗣郎 島根医科大学, 医学部, 助手 (00196974)
松林 公蔵 高知医科大学, 医学部, 助手 (70190494)
松沢 哲郎 京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (60111986)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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キーワード | 低酸素症 / 低圧実験 / 疫学調査 / 高所医学 / 中国 / ネパール / 高地住民 |
研究概要 |
低酸素環境における順応機構の解明に向けて、ヒマラヤを巨大な実験室とみたてた医学の野外研究をおこなった。本年度は以下の3件の調査研究を実施した。 1)4月から6月にかけて、中国ムスタ-グアタ峰(7546m)の登頂とともに、ヒマラヤ高所における生理学的、血液学的研究によって順化の機構解明をおこなった。 2)8月から9月にかけて、ネパ-ルのク-ンブ地方の高地住民であるシェルパ族を対象として、疫学調査をおこなった。 3)通年にわたって断続的に、中国チベット自治区のラサ・シガツェ地区において、チベット系高所住民の疫学調査をおこなった。 4)名古屋大学環境医学研究所の低圧実験室において、登山前後に実験をおこない、低酸素順化の後効果を検討した。 以上、こうした研究は、低酸素症を病態の基盤とするような疾病の機構解明につながるものと強く期待される。
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