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日本と中国との農耕文化の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 01041096
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

福田 アジオ  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (60120862)

研究分担者 周 正良  江蘇省社会科学院, 文学研究所, 副研究員
朱 秋楓  浙江省芸術研究所, 副〓審
白 庚勝  中国社会学院, 少数民族文学研究所, 助理研究員
巴莫曲布む  中国社会科学院, 少数民族文学研究, 助理研究院
劉 鉄梁  北京師範大学, 中文系, 助教授
周 星  北京大学, 社会学研究所, 助手
陶 立ふぁん  中央民族学院, 漢語言文学系, 助教授
張 紫晨  北京師範大学, 中文系, 教授
橋本 裕之  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助手 (70208461)
福原 敏男  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助手 (20156805)
小熊 誠  沖縄国際大学, 文学部, 助教授 (90185562)
曽 士才  法政大学, 教養部, 助教授 (10196991)
矢放 昭文  京都産業大学, 外国語学部, 助教授 (20140973)
佐野 賢治  筑波大学, 歴史人類学系, 助教授 (90131127)
小林 忠雄  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助教授 (00215336)
岩井 宏實  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (10110066)
CHAN Rohen  Professor : Pekin Shihan University
PAMO Ropumu  Student : China Shakaikagakuin
巴莫 曲布女莫  中国社会科学院, 少数民族文学研究所, 助理研究員
陶 立〓  中央民族学院, 漢語言文学系, 副教授
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
18,500千円 (直接経費: 18,500千円)
1991年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1989年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワード民俗社会 / 少数民族 / 家族組織 / 祖先崇拝 / 人生儀礼 / 色彩表徴 / 稲作起源神話 / 学師儀礼 / 農耕文化 / 水田稲作 / 先祖祭祀 / 農耕儀礼 / 祖廟 / 祖墳
研究概要

平成計年〜3年度にわたり中国江南地方において実施した本調査研究は当初の計画どおりすべて実施され、予定した研究目的に達することができた。江蘇省常熟市近郊の農村地帯、特に白茆郷を対象とした揚子江下流域のクリ-クに広がる中国でも典型的な稲作農村の民俗社会の実態とその伝承を記録化することができ、また浙江省の金華市および蘭渓市や麗水市における稲作の民俗社会を調査することが出来た。特に浙江省では中国少数民族の一つであるシェ族の村、山根村の民俗事象に触れることができ、多大な成果を得ることが出来た。
2年度は前年度の調査実績を踏まえ、調査地を浙江省に絞り、特に蘭渓市殿山郷姚村、麗水市山根村、同堰頭村の3か所を重点的に調査した。ここでは研究分担者は各自の調査項目に従って、内容に踏み込み伝承事例や現状に関するデ-タを相当量収集することができた。また、この年度には中国側研究分担者8名を日本に招聘し、農村民俗の比較のために日中合同の農村調査を、千葉県佐倉市および沖縄県読谷村の村落を調査地に選び実施した。
特に沖縄本島では琉球時代に中国文化が入り込み、民俗事象のなかにもその残存形態が見られることなどが確認され、多大な成果をあげることが出来た。
3年度は報告書作成年度にあたり、前年度に決めた執筆要項にもとずき各自が原稿作成したが、内容等が不備がありまた事実確認の必要性が生じたことを踏まえ、研究代表者1名と分担者3名が派遣もしくは任意に参加し、補充調査を実施した。対象地域は前年度と同じく蘭渓市殿山郷姚村、麗水市山根村の2か村である。ここでは正確な村地図の作成をはじめ文書資料の確認など、補充すべき内容の項目について、それを充たすことが出来た。
さらに、年度内報告書の作成をめざし報告書原稿を早急に集め、中国側研究分担者の代表である北京師範大学の張紫晨教授を日本に招聘し、綿密な編集打合せを行った。
以上の調査経過を踏まえ、その成果を取りまとめた結果、次のような点が明らかとなった。
(1)村落社会関係に関する調査結果として、中国の革命以前の村落の状況と解放後の変容過程に関して、個人の家レベルないし旧村落社会および村政府の仕組みや制度の実態について、また村が経営する郷鎮企業の現状についても記録し、同じく家族組織とそれを象徴する祖先崇拝、基制について等が記録された。特に基制については沖縄の基形態がこの地方のものと類似していること、そして沖縄には中国南方民俗の特徴である風水思想と干支重視の傾向があり、豚肉と先祖祭祀が結びついていることなどから、中国東南沿海地方の文化との共通性を見出し、日中比較研究として多大な成果をあげることが出来た。
(2)人生儀礼および他界観といった分野では、誕生儀礼に関して樟樹信仰が注目され、これは樹木に木霊を認め、地ー天を考える南方的要素と樹木を依り代と見立て、天ー地への拝天的な北方的要素が融合した形と見られる。また成人儀礼ではシェ族に伝わる学師儀礼の実態や伝承が詳細に記録され、さらに貴州省のヤオ族との比較を含めた研究成果がまとめられた。特に中国古代の成人式の原始的機能が検出され、また先祖祭祀との関わりや道教的要素の浸透など貴重なデ-タが集積された。その他、中国民俗の色彩表徴の事例などの記録も出来た。
(3)民間信仰および農耕儀礼として、年中行事による季節観念と農業生産との関係、農耕社会における祭祀の心理的要因や農耕に関する歌謡によって表出された季節的意味などに焦点をあて、ここではさらに日本の沖縄との比較を含めて分析された。さらに建築儀礼に関しても詳細に報告され、沖縄の石敢当を対象に中国との比較研究もまとめられた。
(4)口承文芸および民俗芸能については稲作起源神話の伝承例を初めとし、江南地方の方言分布とその特徴ならびに文化的影響の問題について、さらに金華市と沖縄の闘牛行事の比較研究などに多大な成果を得ることが出来た。(これらは報告書として刊行予定)

報告書

(2件)
  • 1991 研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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