研究課題/領域番号 |
01044050
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
小浪 充 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10014424)
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研究分担者 |
CHAI Nam Yea ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 準教授
FIRMENT Mich ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 助教授
WELCH Richar ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 準教授
HILL Bill ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 教授
KEENE Tom ケネソー州立大学, 国際研究プログラム, 教授
上村 佳世子 青山学院大学, 文学部, 助手 (70213395)
斎藤 弘子 東京外国語大学, 外国語学部, 講師 (10205669)
朝尾 幸次郎 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40102462)
田島 信元 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (90002295)
若林 俊輔 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40042676)
國弘 正雄 , 参議院議員
ウェルチ リチャード ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 準教授
チャイ ナムーイェル ケネソー州立大学, 経営学部, 準教授
ファーメント マイケル ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 助教授
ヒル ビル ケネソー州立大学, 人文・行動科学部, 準教授
キーン トム ケネソー州立大学, 国際研究プログラム, 部長
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
14,800千円 (直接経費: 14,800千円)
1991年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1990年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1989年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | intercultural communication / risk / social insensitivity / cognitive complexity / intelligence / classroom communication / commercial / mass media / 認識調査 / 認識複合 |
研究概要 |
本プロジェクトでは、以下に示されるように種々の隣接研究領域毎に研究プロジェクトを作って、総合的に異文化コミュニケ-ションの促進・阻害要因を明らかにしようとしてきた。 「天安門事件の報道」の比較研究では調査対象の週刊誌の種類を増やすと同時に、報道姿勢を浮き彫りにする文化的枠組みについて日米の報道における視点を比較した。また、この調査の間に起こった、東欧での変革、また湾岸戦争に関する報道についても比較対象に一部含めた。 日米の「危険意識(リスク)」の比較では、前年度にとりまとめた一般的認識としての危険意識の比較の他、新たに危険意識を構成する要因の比較を加え、「危険が制御可能か」「専門家が危険を認識しているか」「一般の人が危険を認識しているか」といった新しい観点も含めて質問票によりデ-タ収集を行った。 「社会的気配り(ソ-シャル・インセンシティヴィティ)」の比較では日米でとりまとめた最終版の質問票をもとにデ-タを収集し、多変量解析により結果を比較した。 「知能概念イメ-ジ(インテリジェンス・スタディ)」の比較では前年に行った第1次調査の結果をもとに最終質問票を作成し、大学生レベルでの比較デ-タを収集すると同時に、発達的要因を組み込むべく小学生(4年)、中学生(2年)、高校生(2年)について第1次調査を行い、最終質問紙を作成した。 「教室行動(クラスル-ム・インタラクション)」の比較では前年に行った非言語行動に加えて質疑応答などの言語行動を含めて全20ケ-ス(日米各10ケ-ス)のデ-タ収集の完成と一部分析を行い、結果を比較した。 「認識複合としての国民に対するイメ-ジ(コグニティヴ・コンプレクシティ)」の比較では、政治、経済、文化、国民性などの分野を設定して、認識のカテゴリ-の比較を容易にし、また、肯定的認識、否定的認識という項目を設け、価値判断の比較も精密化した。この新しい質問票により日米でデ-タを収集し、結果を比較した。 「テレビコマ-シャルにおける説得の方法(TVコマ-シャル)」の比較ではコマ-シャルの分野を整理して、互いにより精密な比較ができるよう、デ-タの収集方法を改善し、デ-タを収集しなおした。 以上が日米のチ-ムが共同でプロジェクトを組んで行ってきた研究だが、その他の日本チ-ム独自で企画した諸研究については、デ-タ収集が終了した段階まで進行している。 現在までの比較デ-タについては、その一部は今年度アメリカの学会で報告したが(注参照)、正式に雑誌に投稿する報告論文や全体報告書の作成については現在アメリカチ-ムとの折衝が行われており、今後数年間のうちに実行される予定である。 (注)Nobumoto Tajima,Koji Asao,G.William Hill & S.David Leonard 「Compariーson of meanings of warnings in Japan and the USA.」 Presented at the Intenational Ergonomics and Safety Conference,June,Lake Tahoe,USA,1991. Nobumoto Tajima,G.William Hill,Diane L.Willey,Koji Asao,Kayoko,Uemura,Michael J.Firment 「A crossーcultural investigation of implicit concepts of intelligence.Paper presented at the meeting of the American Psychological Association,August,San Francisco,USA,1991.
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