研究課題/領域番号 |
01044074
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宇津呂 雄彦 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (50027421)
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研究分担者 |
海老沢 徹 京都大学, 原子炉実験所, 助手
川端 祐司 日本原子力研究所, 研究炉管理部, 部員
好村 滋洋 広島大学, 総合科学部, 教授
WINFRIED DRE フランス国ラウェ, ランジュバン研究所・研究部, 主任研究員
ALBERT STEYE アメリカ合衆国ロードアイランド大学, 物理学科, 教授
STEYERL Albert University of Rhode Island
DREXEL Winfried Institut Laue-Langevin
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 凝集体 / 動力学 / 超冷中性子 / 分光器 / 性能 / 比較実験 / 重力利用 / 散乱角 |
研究概要 |
落差集束式超冷中性子重力分光器の性能試験・特性測定実験に関する数値シミュ-レ-ション解析を行うことにより、これらの試験・実験にあたり考慮すべき分光器調整方法及び調整精度並びに分光器が目ざすべきエネルギ-分解能及び運動量分解能に関する有益な知見が得られた。これを、現在フランス国ラウェ・ランジュバン研究所において稼動している飛程集束式超冷中性子重力分光器NESSIEについて報告されている各分解能等の性能・特性と比較することにより、両分光器の性能比較実験に関する具体的条件及び方法等が詳細に検討された。 次に、研究代表者が、アメリカ合衆国ロ-ドアイランド大学に、上記超冷中性子重力分光器NESSIEの設計者シュタイエル教授を訪ね、同重力分光器の特徴・性能・応用面等について種々の角度からの打ち合わせ・検討・討論を行った。これらにより、同分光器の性能試験の実験方法、その最も代表的な応用実験の考え方、並びにこの応用実験において解明される凝集体動力学上の知見等について多くの有益な方向づけが行われた。 さらに、フランス国ラウェ・ランジュバン研究所において上述の重力分光器NESSIEの担当者であるとともに超冷中性子利用実験の責任者であるドレクセル博士を京都大学原子炉実験所に招へいし、ラウェ・ランジュバン研究所における超冷中性子供給源の性能・強度・利用システム・現状並びにNESSIEの利用実験計画等について詳細な意見交換及び検討・討論を実施し、両分光器の性能比較実験の具体的企画の準備がなされるとともに、次年度(平成2年度)の本研究計画の基本的事項及び必要な準備作業・準備手続き等について多くの収獲が得られた。
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