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ピロロキノリンキノンの生化学的機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01044102
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分共同研究
研究機関山口大学

研究代表者

飴山 實  山口大学, 農学部, 教授 (90022053)

飴山 実  山口大, 農, 教授

研究分担者 FRANK Johann  デルフト工科大学, 助教授
DUINE Johann  デルフト工科大学, 教授
品川 惠美子  山口大学, 農学部, 助手 (20116726)
松下 一信  山口大学, 農学部, 助手 (50107736)
足立 収生  山口大学, 農学部, 助教授 (20027189)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1989年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
キーワードピロロキノリンキノン / PQQ
研究概要

ピロロキノリンキノン(PQQ)は1979年に構造決定された新規な補酵素でありPQQの研究はこれまで日本の飴山らのグル-プとオランダのDuineらのグル-プが世界のPQQ研究の中心となって行われてきた。2つの研究グル-プはその研究基盤を異にし、飴山らが微生物生化学を基盤においているのに対し、Duineらは有機化学を基盤にしており、これまで別々に研究を行ってきたが、今回初めて共同研究への道が開かれた。
飴山は昨年夏にロ-マで開催された欧州生化学会での招聘講演を機にヨ-ロッパにおけるPQQ研究の現状を視察し資料収集を行った。イタリアのロ-マ大学、フィレンツェ大学ではアミンオキシダ-ゼを中心とするPQQ酵素関連の研究について、スイスのロシュ生化学研究所栄養化学部門ではPQQのビタミン作用に関する研究について調査、資料収集を行った。フランスではパスツ-ル研究所遺伝学部門でPQQ生合成能欠損変異株の研究を行っているGasserらよりPQQ生合成系の遺伝子レベルでの研究の現状について情報を得、資料収集を行った。イギリスのサザンプトン大学ではAnthonyらが現在行っているメタノ-ル及びメチルアミン酸化と細胞エネルギ-獲得機構についての研究を視察し、資料収集を行った。ヨ-ロッパ視察の最後にオランダのデルフト工科大学で研究分担者のDuineらのグル-プとPQQ研究の現状分析を行い、今後の具体的な共同研究について詳細な打ち合せを行った。更に第2回PQQ国際シンポジウムの開催についても話し合われ、1991年に日本で開催すべく準備をすすめることとなった。
品川はDuine研究室でPQQの細胞分裂・増殖促進機構の解明を行うため、動物細胞の培養技術を教授し、Duine研究室で最近開発された、有機化学的手法を用いたPQQの抽出、定量法の技術を収得した。現在、成果のとりまとめを行っているところである。
今後は両グル-プ間で更に密に情報の交換を行い、共通する課題について相補的に研究を行う予定であり、次年度にはオランダの研究分担者1人が来日して、メチルアミン酸化系の再構成の研究を行う予定となっている。

報告書

(1件)
  • 1989 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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