研究分担者 |
ACHARIYA Sai チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
KRIENSAG Poo チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
WATANA Watan チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
NIKOM Chaise チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
SOMATINAT Wo チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
BOONMEE Suny チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
TED Tesaprat チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
KRIENSAG Sai チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
SONGKRAM Lun チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
吉田 照豊 宮崎大学, 農学部, 助手 (20240294)
延東 真 (延藤 真) 宮崎大学, 農学部, 助教授 (80128355)
水光 正仁 宮崎大学, 農学部, 助教授 (00128357)
青木 宙 宮崎大学, 農学部, 教授 (00051805)
近藤 房生 宮崎大学, 農学部, 教授 (40145404)
立山 晉 (立山 晋) 宮崎大学, 農学部, 教授 (90041003)
SUNYASOOTCHAREE Boonmee Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
TESAPRATEEP Ted Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
SAITANU Kriengsag Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
LUANGTONGKUM Songkram Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
WONGSAWANG Somatinat Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
POONSUK Kriengsag Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
WATANAVIGAN Watana Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
SAILASUTA Achariya Assistant Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
CHAISERI Nikom Associate Professor, Faculty of Veterinary Science, Chulalongkorn University
SAILASUTA Ac チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
POONSUK Krie チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
WATANAVIGAN ワタナ チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
CHAISERI Nik チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
WONGSAWANG S チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
SUNYASOOTCHA ブーニー チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
TESAPRATEEP テツド チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
SAITANU Krie チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
LUANGTONGKUN ソンクラム チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
POONSAK Krie チュラロンコン大学, 獣医学部, 助教授
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研究概要 |
チュラロンコン大学との大学間の共同研究の成果は以下のとうりであった。 1.日本とタイ国における病原性因子の分子遺伝子的研究のうち家畜については、特に発癌遺伝子の検索と、オ-エスキ-病のウイルス抗原の分布の検索について行った。その結果、日本とタイ国の家畜において癌遺伝子(cーmyc,cーrosー1,cーerbBー2,cーyesー1,vーmyc,vーkiーras,vーHaーras)がよく保存されており、両国の家畜の遺伝子の状況が把握することができた。さらに、オ-エスキ-病のウイルス抗体を用いた免疫組織学的検索をおこなった結果、タイ国におけるオ-エスキ-病と豚コレラの類症鑑別診断を確立することができた。 1.各種食肉における残留抗菌性物質の検出と同定試験を目的として、従来の方法に従って抽出・精製後、さらにミニカラムを用いる分別推定試験法、TLCーbioautography法及びHPLC法による同定試験を行った。その結果、豚筋肉(3)、豚腎臓(15)、豚肝臓(13)さらに、鶏腎臓(5)からオキシテトラサイクリンが残留していることを明らかにした。さらに、養殖エビ10例からオキソリン酸が残留していたことを明らかにした。これらの結果より、タイ国畜水産業における薬剤の投薬及び休薬期間の改善のための貴重な資料になり得ることが判った。 3.タイ国でエヒ養殖に大きな被害を与えているウイルス性、細菌性、寄生虫性の疾病について、3年間にわたり調査した。それらを日本に持ち帰り病理学的検討を加えて診断し、病原体や病名を明らかにした。さらに、エビのみならず各種養殖魚における重要な病気について、日本での状況を参考にしながら検討し、日本南部とタイ国に共通する養殖魚の病気、タイ国の養殖魚の病気の特徴、タイ国で将来予想される病気について検討した。その結果、簡便な診断法及び対処法を確立することができ、今後のタイ国における養殖業に貢献できる結果が得られた。 4.魚類病原菌Aeromonas hydrophila,A.salmonicida,Vibrio anguillarumより溶血性遺伝子を大腸菌ベクタ-にクロ-ン化し、その構造を明らかにした。A.hydrophilaよりクロ-ン化した5個(AHH1〜5)の遺伝子はAHHー3からAHHー5はHoward(1986)が報告したaerolysinと構造が類似していたが、AHHー1 AHHー2は新しい構造であることが判明した。また、A.salmonicidaよりクロ-ン化した3個(ASH1〜3)の遺伝子をクロ-ン化し、魚類病原菌の毒性因子の1つである溶血素遺伝子の構造を明らかにした。 5.ウイルスにより誘導される癌細胞では正常細胞に比べ、蛋白質の硫酸化チロシンが激減することを明らかにした。また、チロシン硫酸化が発癌と細胞増殖抑制にどのように関与しているかを解明することを目的とし研究を行い、チロシン硫酸化は、蛋白質の立体構造に強く影響を与え、それに伴い生理機能調節に関与している可能性を明らかにした。 6.魚類の免疫能を増強する免疫増強剤に関する研究、鶏卵の発酵粉末の免疫強効果と感染症に対する応用について研究を行った。その結果、ニジマスに経口投与することにより貧食細胞の貧食能の活性を増強することを明らかにした。さらにニジマスの連鎖球菌症に対してもも長期経口投与することにより防御効果をもたらすことを明らかにした。
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