研究課題/領域番号 |
01050010
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研究種目 |
核融合特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
岡本 眞實 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (40016853)
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研究分担者 |
伊藤 智之 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (80023117)
矢川 元基 東京大学, 工学部, 教授 (40011100)
百田 弘 核融合科学研, 教授 (10023714)
渡辺 健二 大阪大学, 工学部, 教授 (70107142)
柴田 俊一 近畿大学, 原子力研究所, 教授 (90027392)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1989年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 炉設計 / 技術評価 / システム解析 / プラズマ生成技術 / データーベース化 |
研究概要 |
本研究最終年度にあたり、本班は3つの計画研究を推進した。その第一は関連技術のシステム解析を課題としてこれまでに研究された要素技術並びに材料データを核融合炉システムへ適用するためのフィージビルティーを中心に検討を深める研究ならびに核融合特別研究において輩出された研究成果のデータベース化に関する研究であり、第二は技術評価に基づいた社会的受容性に富んだ核融合炉の概念設計研究、第三は核融合特別研究において蓄積されたプラズマ生成技術を大型の核融合プラズマ実験装置へ適用することによって、プラズマ閉じ込め技術の進展を図る共同研究である。 本班では、それぞれの計画研究の適確にかつ効率よく進展するべく研究の推進と総括を行うとともに核融合特別研究過去10年間の研究成果をとりまとめる作業を併せ行なった。 研究の推進に関しては、年度当初と中間時期に2度の班会議を開催し、各計画研究の研究計画内容に関する検討を詳細に行い、更に年度末には過去10年間の成果とりまとめと本年度における新しい計画研究課題である「技術評価と核融合炉設計」について研究会を開催して集中的に検討を深めた。 大型プラズマ実験装置へのプラズマ生成技術の適用では、これまで懸案であった九州大学応用力学研究所のTRIAMー1への適用研究が実施されたのを始めその効果は高く評価されしかるべきであろう。 関連技術のシステム解析では、提案され研究されてきた多くの要素技術において核融合炉システムレベルへの適用が解析され、そのフィージビリティーに関する検討が深まったとともに他の技術分野への波及効果が期待される要素技術が萌芽しつつあるに至っている。核融合炉の新しい概念として、DーHe3系燃料によるFRCコンセプトに関する検討が進められるとともにICF系の炉設計においても進展が図られた。プラズマ物理研究を対象とする今後の物理研究に関する検討も深められた。
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