研究課題/領域番号 |
01102017
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
渡部 昇一 上智大学, 文学部, 教授 (80053552)
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研究分担者 |
永盛 一 上智大学, 文学部, 教授 (50053616)
松尾 弌之 上智大学, 外国語学部, 教授 (20103921)
小林 宏晨 日本大学, 法学部, 教授 (70053626)
大井 孝 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (20114811)
斉藤 美津子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60052205)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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キーワード | 通訳技術 / 外国語教育 / オ-ラル・コミュニケ-ション / コムニカティブ言語教授法 / 教養と言語運用能力 / 通訳教育 / 異文化間の理解 / 理解力と言語運用能力 / 通訳訓練法 / 英語の運用能力 / 通訳機能 / 通訳者の資質 / 通訳養成 |
研究概要 |
この研究では、3年間にわたって文献の調査、研究者による討議、専門家へのインタビュ-、各種の実験、シュミレ-ションなどが繰り返された。その結果として(1)通訳教育と外国語教育に関する論議が深まり、(2)通訳技術に関する基礎研究が従来なかったレべルにまで進展し、(3)通訳技術をめぐる理論構築の可能性が生まれてきた。外国語教育に関しては、文法や訳読中心の教育ではなく、コミュニケ-ションの全体的内容に着目する(意味を中心とする)カリキュラムが必要であろうといった指摘がなされるに至った。その具体的方法については、報告書「外国語教育の一環としての通訳養成のための教育内容方法の開発に関する総合的研究」に詳しい。通訳技術に関する基礎研究では、さまざまな側面が明らかになったが特に語学の上達には一般的な教養や知識が欠かせないということが計量的に明らかになった。すなわち、ある程度以上の語学能力の発達のためには教養の果たす役割が大きいといえる。理論構築に関しては、過去の業績を踏まえつついくつかの具体的手法が提案されるに至った。
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