研究課題/領域番号 |
01300004
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤崎 博也 東京大学, 工学部, 教授 (80010776)
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研究分担者 |
白井 克彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
水野 節子 東洋女子短期大学, 教授 (50141247)
波多野 誼余夫 独協大学, 教養部, 教授 (60049575)
桐谷 滋 東京大学, 医学部, 教授 (90010032)
豊田 順一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029456)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1990年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1989年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | 言語獲得 / 概念形成 / 工学的モデル / 知識の習得 / 音声の習得 / 語彙・概念体系の習得 / 談話・対話能力の習得 / 言語処理システム / 文法知識の習得 |
研究概要 |
本研究においては、コミュニケ-ション行動確立の基礎となる言語獲得と概念形成を、特に、言語能力とその他の運動、認知、理解、推論などの能力との相互作用ととらえ、まず、音声言語の獲得と概念形成の領域の調査研究を行った。次に、言語獲得と概念形成を、知識の習得、語彙・概念の習得、談話・対話能力の習得の4つの過程に分割し、各過程の言語学的観察、心理学的実験および情報学的記述を通し、その発達過程の把握と、習得に必要なメカニズムのモデル化を行った。さらに、各モデルを総合解析して、知識情報科学など関連領域への応用をはかった。 1.知識の習得 人間と機械による知識の獲得、第1言語の学習、隠された意味の理解、日常的科学の本質、制約充足と素性構造形成について考察し、モデル化を行った。 2.音声の習得 音声言語の理解における概念形成、乳児・幼児から成人に至る音声知覚能力の発達、視聴覚情、報を用いた言語の獲得について考察し、モデル化を行った。 3.語彙・概念体系の習得 幼児における概念構造の発達、大規模言語デ-タの整備、階層的概念獲得、概念的変化のメカニズム、日本語文章の解析における未知語の獲得について考察し、モデル化を行った。 4.談話・対話能力の習得 教授システムにおける人間の問題解決および確率基礎問題での誤答形態の自動解析について考察し、モデル化を行った。 5.以上の成果の総合モデル化を行い、電子化辞書、機械翻訳、言語教育システムなど言語処理・知識処理システムへの応用をはかった。
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