研究分担者 |
斉藤 寛海 信州大学, 教育学部, 教授 (00020628)
中村 喜和 一橋大学, 社会学部, 教授 (40012356)
林 武 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (50189651)
鴨澤 巖 (鴨澤 巌) 法政大学, 文学部, 教授 (40060959)
渡辺 金一 共立女子大学, 家政学部, 教授 (50017513)
松木 栄三 宇都宮大学, 教養部, 教授 (50008033)
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配分額 *注記 |
8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
1991年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1989年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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研究概要 |
本研究は研究計画の三年目として,研究代表者ならびに研究分担者はそれぞれの役割分担に従って研究を継続するとともに,前二年度の成果を「比較」の観点から総括することに努めた。そのために,前二年度と同様,一橋大学で毎月一回,定例研究会を開催し,研究枠組の拡大と研究分担者相互の有機的意見交換を行った。そのテ-マでは,「エジプトの週市」「ダマスカス銅をめぐって」「イタリアの一女権論者の生涯」「日本、イタリア文化交流の歴史」「中世シチリアの行政制度」「地中海二題,ヘルマン・ゼルゲルとフェルナン・ブロ-デル」「ソビエト連邦の崩壊とロシアの台頭」「飢饉時ベネツィアにおける小麦の獲得」「ビガンツ社会の寄進行為と国家権力」「シリアのアイノリティ-」など多岐に渡った。また,1991年10月には,イタリア現状史研究会との共催で,ミラノ大学のFranco Della Feruta教授をむかえて,イタリアを中心とした地中海世界の近代における家族関係,親族関係についての,小規模歪から,国際シンポジウムをもった。そこでの討論は,「比較」を最大の研究方法として採用しようという我々の研究会にとって誠に有意義であった。以上,一連の研究成果は,欧文の研究報告書,The Meditesranean Studies Group(一橋大学地中海研究会)編Meditesranean Wsslal XII(『地中海世界誌集』XIIとしてとりまとめられ,4月上旬に,500部刊行される予定であるー現在,その作業の最終段階であるー。我々は,この欧文研究報告書500部を,これまでの我々の研究報告書と同様,国内,海外の関連研究機間,研究者に配布して,その批判を仰ぐとともに,今後も続く我々の研究活動の糧としたい。
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