研究課題/領域番号 |
01301003
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
印度哲学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
塚本 啓祥 東北大学, 文学部, 教授 (30062772)
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研究分担者 |
伊藤 道哉 東北大学, 文学部, 助手 (70221083)
川添 良幸 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (30091672)
華園 聰麿 (華園 聰磨) 東北大学, 文学部, 教授 (20004872)
磯田 煕文 東北大学, 文学部, 助教授 (30004039)
松長 有慶 高野山大学, 文学部, 教授 (30086029)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1990年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1989年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 仏教伝播史 / 部派仏教 / 大乗仏教 / 密教 / チベット仏教 / デ-ヴァナ-ガリ-文字 / 自動認識 / イメ-ジスキャナ |
研究概要 |
インドに興起した仏教は、広大なアジアの諸地域へ伝播して、それぞれの地域の文化や思想と多岐にわたる交渉をもちながら展開してきた。その過程にあって、仏教は分派をくりかえして多数の部派・学派・宗派を形成した。本研究は、それらの諸派を形成せしめた諸条件、及び他派との対論を通してその学説を成立せしめた思想的根拠を、教団の背景史と思想史との視点から解明することを目的とする。 本年度は仏教諸派の形成を、(1)原始仏教、(2)部派仏教、(3)大乗仏教、(4)密教、(5)チベット仏教、(6)中国・日本仏教、(7)インド哲学との交渉、(8)情報処理の8部門に分かち、研究分担者相互の密接な連絡を通して研究を進めた。 1.(1)〜(7)部門については、諸派形成の背景史的条件と思想史的根拠との2視点を設定して研究を進た。 2.各研究分担者は、分担課題についての研究史を検討し、従来の研究方法と資料、及び学説を整理して、問題点を抽出した。 3.新しい視点にたって研究を進めるために必要な資料の蒐集と整理を行った。 4.研究分担者相互の緊密な連絡会を開催して、研究の方向付けを行った。 5.(8)部門では、インド哲学(仏教学を含む)研究におけるコンピュ-タ利用の現状を分析して問題点を抽出し、サンスクリット語表記のテ-ヴァナ-ガリ-文字と、テベット語表記の文字のコンピュ-タによる自動認識の方法を確立した。また、サンスクリット表記の古写本(5〜19世紀)のブラ-フミ-文字を蒐集して、イメ-ジスキャナによる登録を行った。
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