研究課題/領域番号 |
01301078
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済事情・政策学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三輪 芳朗 東京大学, 経済学部, 教授 (90109158)
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研究分担者 |
西村 清彦 東京大学, 経済学部, 助教授 (70164580)
新飯田 宏 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (90017947)
鶴田 俊正 専修大学, 経済学部, 教授 (50119393)
倉沢 資成 (倉澤 資成) 横浜国立大学, 経済学部, 教授 (40018057)
伊藤 元重 東京大学, 経済学部, 助教授 (10128564)
若杉 隆平 信州大学, 経済学部, 助教授 (80191716)
後藤 晃 一橋大学, 経済学部, 教授 (20054380)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1990年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1989年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 流通 / 産業組織 / 企業間取引関係 / 参入障壁 / 情報 / 大店法 / 返品 / 多段階性 / 流通サ-ビス / 日本 / 企業行動 / 参入 / 企業理論 / 企業組織 |
研究概要 |
本研究は、日本の流通システムについて、それを構成する関係企業の行動、企業相互間の連携関係を整合的に説明し得る理論的フレ-ムワ-クを構築し、(1)日本の流通システムの機能メカニズムを経済学的に理解すること、(2)国際的視野から見た特異性を明確に浮かび上がらせることを目的とする。従来、「事情」の「解説」に任されていた分野に、最近の経済理論を武器にして本格的に取り組み、研究メンバ-も、産業組織、企業行動の現実的側面に関心の深い研究者に限定せず企業理論に関心の深い研究者を加えた。研究を進める過程で、必要に応じて研究メンバ-の追加的な参加を求めたため、本研究の主たる成果である『日的の流通』(三輪・西村編、東京大学出版会)への参加者は当初よりの参加者の2倍以上に膨れ上がっている。 各参加者が別途公表したものについては文献リストを参照されたいが、共同作業の主たる成果である『日本の流通』についてのみ紹介しておく。全編は13の研究論文と、2つの統括的なコメント論文で構成され、450頁に及ぶ。流通に関する全般的な見方を提示し、マクロデ-タを用いた分析結果収める「日本経済と流通」の部分には3つの論文が属する。「日本の流通の特微」について具体的に議論する5つの論文では、流通系列化、リベ-ト、参入障壁、多段階性と返品制、企業間取引関係などが個別の産業に焦点を合わて詳細に検討されている。「流通規制と政府活動」では、関連する規制全般について検討する論文と、大店法システムと農協についてそれぞれ検討する論文を収める。「流通と情報には物流と「情報化」についてそれぞれ論じた論文を収めている。
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