研究課題/領域番号 |
01302022
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 東京商船大学 |
研究代表者 |
飯島 幸人 東京商船大学, 商船学部, 教授 (70016921)
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研究分担者 |
関根 松夫 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (50016680)
青田 昌秋 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40001664)
林 尚吾 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (20016968)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1990年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1989年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | レ-ダ / 船舶 / リモ-トセンシング / 流氷 / 航海 / 海洋 / 信号処理 / 雑音 / 09Rejection / 10Noise / 11Positioning / 12Pattern Recognition / 13CFAR / 14Target Identification / 15Boundary Layer / 16Ice Floe Movements |
研究概要 |
1.クラッタの特性および低減抑圧方法の研究 レ-ダ信号処理の基本となるレ-ダクラッタの除去や、低減に関する技術について研究した。クラッタの分布特性がワイブル分布あるいは対数正規分布に従うことに基づいて、偏自己相関法、2次元線予測法を用いてクラッタの低減抑出を試み、それぞれにタ-ゲットの検出精度の向上を確認した。また、既知の分布でクラッタの分布特性を表すことができない場合にはノンパラメトリックCFAR処理が有効であった。さらに、クラッタの分布特性はレ-ダのパルス幅に影響されることがわかった。 2.レ-ダによる物標の形状認識の研究 多数の物標(主として船舶と流氷)についてデ-タの収集ができた。船舶を対象として信号に解析については、従来手法の修正がなされ、より正確に総トン数の推定ができるようになった。さらに船舶のアスペクト角の検出や、アスペクト角がレ-ダに及ぼす影響についても成果をあげた。形状認識については、多くの知見を得られ、知識、経験いよるフィルタが有効であることがわかった。 流氷に関する観測では、実際の流氷の他、砂、土、雪等で作成した人工モデルについて観測、解析を行った。レ-ダによる遠隔計測で、氷野の粗度測定について研究成果を得た。 3.レ-ダによるオホ-ツク海の海氷上の大気境界層の計測 レ-ダを使用して流氷の分布や移動状態を計測し、オホ-ツク海の海氷の結氷生成に伴う大気-海洋間の熱の移動について研究成果を得た。 4.レ-ダ車の位置の精密な測定方法の研究 対象物標を複数の方向からレ-ダで観測する際に必要となる、研究用レ-ダ車の位置を測定する技術について、光学式、トランスポンダ方式、推測航法による方式、GPSに方式で計測・検討した。条件が合えば、どれも実用的な精度で位置を測定できることがわかった。
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