研究課題/領域番号 |
01303008
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
井上 祥平 東京大学, 工学部, 教授 (20010762)
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研究分担者 |
福田 清成 埼玉大学, 理学部, 教授 (80008789)
平井 英史 東京理科大学, 工学部, 教授 (90010751)
竹本 喜一 大阪大学, 工学部, 教授 (50029170)
岡本 佳男 名古屋大学, 工学部, 教授 (60029501)
東村 敏延 京都大学, 工学部, 教授 (20025860)
松田 実 東北大学, 非水溶液化学研究所, 教授 (90006297)
横田 健二 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30024201)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1990年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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キーワード | リビング重合 / 共重合 / 立体規則性ポリマ- / 光学活性ポリマ- / 包接重合 / 薄膜 / 二分子膜 / LB膜 / 重合反応 / ブロック共重合体 / 光学活性高分子 |
研究概要 |
重合反応の制御は、高性能・高機能の高分子林料の分子設計にとって最も基本的で重要な課題である。なかでも、分子量の制御とそれを応用するブロック共重合体や末端官能性ポリマ-の合成、立体化学の制御とそれを利用する光学活性ポリマ-の合成とその応用、モノマ-の集合状態における重合と生成組織体の応用などが重要である。本研究は、この見地から高分子林料の分子設計の一般的原理となり得るような重合反応の精密制御の方法を確立しその応用への基礎を築くことを目的とし、具体的には、1)分子量の制御、2)立体化学の制御、3)共重合配列の制御、4)集合状態の制御の各分野について、相互に関連させた有機的、総合的な研究を行って来た。その結果次の各項目について夫々すぐれた成果が得られた。1)<分子量の制御>___ー:i)リビングカチオン重合によるビニルポリマ-の精密制御。ii)アニオンリビング重合による反応性高分子の分子量制御。iii)リビング配位重合によるポリオレフィンの分子量制御。iv)ポルフィリン錯体による開環、付加重合の制御;これらによるブロックコポリマ-、末端官能性ポリマ-の合成。2)<立体化学の制御>___ー:i)コンホメ-ションに由来する光学活性ポリマ-の合成と応用。ii)立体制御された多糖の合成とその生理活性化。iii)包接重合による立体化学の制御。3)<共重合配列の制御>___ー:i)金属塩を用いるラジカル共重合の制御。ii)高分子反応による周期コポリマ-の合成と物性。4)<集合状態の制御>___ー:i)層状組織体における重合反応の制御。ii)2分子膜の分子集合状態による重合制御。iii)導電性高分子の超ミクロ構造制御。iv)高分子LB膜の調製と光誘起電子移動反応。v)固相重付加反応による高結晶性共役高分子薄膜の合成。
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