研究課題/領域番号 |
01304037
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 放送大学 (1990) 広島大学 (1989) |
研究代表者 |
鬼頭 昭三 放送大学, 教養学部, 教授 (00010140)
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研究分担者 |
瀬川 富郎 広島大学, 医学部, 教授 (80025676)
栗山 欣彌 京都府立医科大学, 教授 (20079734)
米田 幸雄 摂南大学, 薬学部, 助教授 (50094454)
野村 靖幸 北海道大学, 薬学部, 教授 (00034041)
内田 修次 大阪大学, 医学部, 助教授 (90028639)
吉田 充男 自治医科大学, 教授 (70048966)
遠山 正彌 大阪大学, 医学部, 教授 (40028593)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
22,300千円 (直接経費: 22,300千円)
1990年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1989年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
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キーワード | 哺乳類脳 / 神経伝達物質受容体 / 細胞内情報伝達系 / 細胞内情報伝達機構 / 受容体サブタイプ / 脳老化 / 神経化学 / GTP結合蛋白質 / 細胞内カルシウムイオン濃度 / 遺伝子発現 / 神経変性 / 神経ペプチド受容体 |
研究概要 |
ラット脳における興奮性アミノ酸受容体の加齢による変化を調べた。また、コレシストキニンの脳内遺伝子発現に及ぼす影響を観察した(鬼頭)。大脳皮質においてムスカリン刺激によるイノシト-ルリン脂質代謝促進及びアデニル酸シクラ-ゼ活性抑制反応に対して、高カリウムによる膜脱極の影響を検討した(内田)。セロトニン受容体各サブタイプの細胞内伝達機構をアフリカツメガエル卵母細胞の系を用いて調べた。またカテコ-ルアミンやNMDAなどの受容体の老化に伴う変化を明らかにした(野村)。NMDA受容体チャンネル機能を受容体結合実験により検討し、本受容体のサブタイプの存在を示唆した(米田)。GABA_B受容体の細胞内応答を明らかにすると共に、脳シナプス膜からの可溶化・精製を行った(栗山)。ヒスタミンH_2受容体の情報伝達系において、脳と右心房で膜リン脂質のメチル化反応が重要な役割を果たしていることを見い出した(瀬川)。オピオイドレセプタ-のμ、κ、δサブタイプとGTP結合蛋白質との機能的連関を解明した(佐藤)。神経伝達物質受容体の遺伝子発現を調べ、GABA_A受容体やグリシン受容体の多様性、大脳皮質ニュ-ロテンシン受容体の発生における役割の重要性を示した(遠山)。オピオイド受容体に対する種々のリガンドを合成し、3ーニトロー2ーピペリジンスルフィニル基を持つダイノルフィン誘導体が強力なκ受容体のアゴニストであることを見い出した(高柳)。老化及び虚血に伴う各種受容体の変化と薬物による改善を観察した(小川)。神経ペプチドとしてのエンドセリンの役割を明らかにした(金澤)。GABA_A受容体機能を変化させる薬物を線条体各部位に微量注入し、動物の行動を観察することにより、線条体内での機能の違いを明らかにした(吉田)。脳内NMDA受容体の加齢に伴う変化をin vitroオ-トラジオグラフィ-により観察した(野本)。
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