研究課題/領域番号 |
01306022
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
山田 一 信州大学, 工学部, 教授 (70020972)
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研究分担者 |
松浦 雄一郎 広島大学, 医学部, 教授 (80190403)
井街 宏 東京大学, 医学部, 助教授 (10010076)
三田村 好矩 北海道東海大学, 工学部, 教授 (70002110)
長坂 長彦 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (50217981)
山本 行雄 長野工業高等専門学校, 教授 (30043029)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 完全埋込型人工心臓 / 人工心臓 / リニア電磁アクチュエ-タ / リニアモ-タ / リニアパルスモ-タ / 医用工学 |
研究概要 |
本研究は、完全埋込型人工心臓を開発するための研究連携の場を作ることを目的としており、わが国の工学・医学技術と頭脳を結集させて、日本独自の方式の小型の完全埋込型人工心臓を開発しようとするものである。 本研究においては、将来の「重点領域」を意識して以下の5つのワ-キンググル-プを組織して、各グル-プの目標設定とそれに対する基礎調査を行なった。これらの具体的な研究成果は以下の通りである。 1.小型高性能リニアモ-タの開発:わが国独自のリニアモ-タをアクチュエ-タとした完全埋込型人工心臓の開発を展開した。 2.小型高性能エネルギ-変換機構:リニアモ-タ以外の電動機、超音波モ-タ、ソレノイド、スタ-リングエンジンなどのアクチュエ-タの適用性について検討した。 3.エネルギ-・情報伝送システムの開発:体外から体内へのエネルギ-伝送、体内から体外への情報の伝送に関する方式、伝送効率等について研究調査した。 4.血液ポンプ・材料の設計開発・評価:本研究にマッチした血液ポンプ、材料の検討およびその周辺機構についての血液適合性、耐久性と変換効率の向上を追求した。 5.人工心臓設計および動物実験・評価:体内に埋込可能な人工心臓を設計し、動物実験等による評価方法について考察した。 動物に埋め込むことが可能な電磁型人工心臓の技術の完成度を100%とするならば、本年度の各ワ-キンググル-プの現時点でわが国の技術完成度は60〜80%の範囲にあることが判明した。
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