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金属人工格子の構造と物性

研究課題

研究課題/領域番号 01306029
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

藤森 啓安  東北大学, 金属材料研究所, 教授 (60005866)

研究分担者 前川 禎通  名古屋大学, 工学部, 教授 (60005973)
山本 良一  東京大学, 先端科学技術センター, 教授 (10107550)
新庄 輝也  京都大学, 化学研究所, 教授 (70027043)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
キーワード金属人工格子 / 多層薄膜 / 固体物理 / 機能性材料 / 磁性、磁性材料 / 電子物性・電子材料
研究概要

2種類ないしそれ以上の異種金属原子を原子レベルで層状に交互に積み上げて作る「金属人工格子」は、従来にない新奇な性質を持った新物質・新素材の創成を可能にする一つの魅力的な方法と考えられ、現在国内外でその研究がめざましい進展をみせている。
本研究は、このような情況にある金属人工格子の研究を基礎から応用にわたって一層の発展を図る目的で平成2年から発足する文部省科学研究費補助金重点領域研究「金属人工格子」の準備のために行われた。重点研究は計画研究と公募研究によって推進することとし、本総合(B)研究では計画研究の具体的内容とその推進方法を検討した。
そのために、平成元年11月9〜10日に京都市内において「金属人工格子の構造と物性に関する研究会」を開催した。重点研の計画研究者を中心に現在進行中の研究成果を持ち寄り発表、討論を行なった。その成果は別添の報告書に総めたが、それに見るように、内容は金属人工格子薄膜の生成法、構造評価と制御、物性と機能、及び理論の広汎にわたるもので、多くの重要な研究の蓄積が見られた。中には世界をリ-ドする萌芽的研究があり、我が国のこの分野のレベルの高さを示している。とくに、磁気抵抗効果、光磁気効果、垂直磁化膜等での新しい現象の発見があり、物性物理学上への新しい問題提起や高性能センサ-、高密度光磁気記録等への応用展開があり注目された。これらは我が国の独創的研究として、重点研によってさらに発展するものと信じる。
研究会以外に、重点研で予定されている総括班の会合も開き、重点研の有機的、効率的推進方法も検討された。その際、重点研を強力に推進させるには、外部との情報交換ー公開のシンポジウム、関連学協会との連絡、民間研究グル-プとの交流、国際シンポジウム開催等国際交流ーを進めることが重要であるとの確認が得られ、実行を検討することとした。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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