研究課題
総合研究(B)
本総合研究は、科学研究費補助金重点領域「自律分散システム」が平成2年度から発足するにともない、研究計画を整備すると共に、予定される補助金の額に見合うものにし、かつ、公募による研究を計画研究との関連で吟味することを目的として進められた。まず、予定される補助金の額が申請額の約60%程度に縮小される見通しに基づいて、計画研究内容の見直しを行った。その結果、申請した研究計画は十分に練られたもので、これ以上の研究内容の縮小は全体の研究成果を阻害するものであるとの結論に達した。そのため、研究計画自体は申請時のままに据え置くこととした。ただし、研究者の総数を、予定額に見合うものとするため、計画研究の研究者総数を申請時の約2/3に縮小することとした。これにともない、計画研究の各班において、研究分担の範囲を大幅に変更することとなった。ついで、重点領域研究を円滑かつ効率的に進めるための領域全体の管理運営の方式を定めた。すなわち、総括班の組織運営、評価班の組織運営、領域全体及び計画班相互の連絡の方式、研究結果の公表と成果の交換の方式、研究会のスケジュ-ル等を定めた。