研究課題/領域番号 |
01307013
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
北川 勲 大阪大学, 薬学部, 教授 (20028830)
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研究分担者 |
伏谷 伸宏 東京大学, 農学部, 助教授 (70012010)
高野 誠一 東北大学, 薬学部, 教授 (20004559)
山崎 幹夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (70089598)
安元 健 東北大学, 農学部, 教授 (20011885)
柿澤 寛 筑波大学, 化学系, 教授 (50015492)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1989年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 海洋生物 / 海洋天然物質 / 生物活性物質 / 海洋医薬素材 / 海洋リ-ド化合物 / 化学合成 / トキシコロジ- / ファ-マコロジ- |
研究概要 |
海洋という特異な環境に生息し、適応するため、海洋生物はその進化の過程において、陸上生物とは異なる代謝系あるいは生態防御系を発展させてきたと考えられ、海洋生物が産生する二次代謝産物から、陸上生物由来の天然物質には見られない様な新しい骨格を有し、特異でかつ強力な生物活性を示すこれまでにない画期的な医薬あるいはそのリ-ド化合物が開発される可能性がきわめて大きい。豊富な未利用資源である海洋生物から、先導的医薬素材を探索し、新しい医薬開発への方途を探って、人類の健康と福祉に貢献するのが本研究の目的である。 このような目的を遂行するため、現在、薬学、医学、理学、農学水産の各分野において独自に第一線で活躍している研究者20名を集約し、総合研究B「海洋生物由来の新しい医薬素材の開発」研究班を組織した。本研究班は、1)生物活性海洋天然物質の探索、2)海洋トキシコロジ-とファ-マコロジ-、3)海洋リ-ド化合物の化学合成、4)有用海洋細菌、微細藻類のバイオテクノロジ-、の4つの小グル-プに分類されている。そして、小グル-ブ内での会合、文書連絡および1989年9月と1990年1月に開催した全体会議において、活発な討論が行われ、班員間の有機的連携を深めた。その過程で、海洋医薬素材の化学的研究の発展を計ることの重要性がさらに強調された。また、1990年1月には公開シンポジウムを開催シ、班員による研究成果の公表と幅広い意見交換が行なわれた。その結果、先導的医薬素材の探索と開発を基盤とした海洋医薬素材の化学的研究を強く推進せねばならないとの結論に達し、本研究領域をさらに発展させて重点領域研究として申請するに至った。
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