研究課題/領域番号 |
01308015
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
杉山 武敏 京都大学, 医学部, 教授 (20030851)
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研究分担者 |
高橋 学 山口大学, 医学部, 教授 (80034916)
渡辺 英伸 新潟大学, 医学部, 教授 (70037381)
吉永 秀 熊本大学, 医学部, 教授 (90040196)
森 道夫 札幌医科大学, 教授 (00045288)
菊地 浩吉 札幌医科大学, 教授 (00045345)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 病理学 / 分子病理学 / 研究材料 |
研究概要 |
今回の総合(B)班は、「病理学の強化と病的材料の有効利用についての共同研究」をテ-マとし、病理解剖や生検業務の圧迫のために現代化の進んでいない病理学に分子科学を導入することなどで病理学を強化活性化することを目的とした。さらに、その1つの方向として、病理学分野に無尽蔵に集まる病理材料の遺伝子研究への活用を共同の目的とした。現在、病理材料での遺伝子研究には、(1)病理標本内での蛋白質などをモノクロ-ン抗体で証明する、(2)mRNAを解析して遺伝子発現を組織の中で研究する、(3)DNA、RNA、蛋白質を新鮮標本から抽出して解析するなどの方法があった。これに対して最近では、(4)固定した病理標本の中から遺伝子DNAを抽出し、さらに、PCR等の方法で数万倍に増幅して遺伝子解析に使用する方法が確立されたこのことにより、新鮮な病理組織のみならず、長期保存された病理標本を遺伝子研究に使用することが可能になった。さらに、(5)固定標本から蛋白質を抽出してモノクロ-ン抗体を作成することにも成功した。このように病理標本の活用には多くの新しい可能性が開け、種々の角度からの基礎的研究が必要になっている。 本研究班の目的は、これらの目的で平成3年度申請の重点領域研究申請の準備の協議をもつことであった。この線にそって、平成元年12月15日に東京都市センタ-における班会議(出席者、班員15名)で重点領域研究の申請に向けて研究課題名、研究代表者、研究分担社、研究組織、感じ、総括班組織、予算申請学などについて協議した。そして、申請研究課題については、「病理材料の活用」と「遺伝子研究」を軸にすること、代表者にはこれまでの経緯から、杉山が組織を構成することになった。そして、「病理材料を用いる遺伝子研究ー基礎と応用」の申請を提出した。
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