研究課題/領域番号 |
01410011
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
西洋史
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
松村 赳 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30014517)
|
研究分担者 |
清水 透 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60014453)
渡辺 雅司 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90133214)
山之内 靖 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (60014429)
上村 忠男 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (70107829)
二宮 宏之 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (40014427)
増谷 英樹 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50083225)
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1991
|
研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
1991年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1989年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
|
キーワード | ネ-ション / エトノス / ヨ-ロッパ / 社会史 / 外国人労働者 / 都市史 / 民族 / 国民国家 / アラブ世界 / 湾岸戦争 / システム社会 / ポルトガル / ユダヤ / 東欧 / ヨ-ロッパ世界 |
研究概要 |
3年間にわたる本共同研究では、近年のヨ-ロッパ世界における政治的・経済的・社会的変動、とりわけその過程で顕在化してきた「人的移動=外国人労働者問題」を考察するなかで、「近代ヨ-ロッパ世界」の形成期以来の問題である「ネ-ションとエトノス」に着目した。具体的な研究活動としては、本研究を通底する方法論の陶冶と、各研究分担者の専門地域直関する歴史研究・現状分析をふたつの軸として進められた。方法論については、初年度から、分担者以外の専門家の協力もえて、内外における「社会史」の成果の批判的検討に努め、一方、各研究分担者は、そこでえられた方法論的視座を自らの研究に生かしつつ、研究報告の作成にあたった。初年度、2年度における全体研究会は以下の通り。 〔初年度〕(1)「歴史研究の方法としの『ネ-ションとエトノス』(1)」 (1989年12月17ー19日) 報告者:山之内靖 成田龍一(日本女子大学) (2)「ネ-ションとエトノスーヨ-ロッパとアジアの比較(1)」 (1990年2月18ー20日) 報告者:佐藤公彦(東京外国語大学) 増谷英樹 (3)「都市におけるエトノスの比較研究(1)」 (1990年3月15ー16日) 報告者:川越 修(同志社大学) 成田龍一(日本女子大学)・増谷英樹 〔2年度〕(1)「歴史研究の方法としての『ネ-ションとエトノス』(2)」 (1990年12月17日) 報告者:八尾師誠 小沢弘明 (2)「都市におけるエトノスの比較研究(2)」 (1991年1月15ー17日) 報告者:金七紀男 増谷英樹 最終年度には、予算上の制約もあり、各研究分担者のテ-マを深めるかたちで活動を進めたが、1992年1月26、27日、研究合宿「総合討論」を開催し、活動を総括し、あわせて残された課題の確認を行った。 なお、最終的な成果は、松村赳(編)『近代「ヨ-ロッパ世界」におけるネ-ションとエトノス』(東京外国語大学、1992年)として刊行された。
|