| 研究課題/領域番号 |
01420037
|
|---|
| 研究種目 |
一般研究(A)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 研究分野 |
建築構造・材料
|
|---|
| 研究機関 | 京都大学 |
|---|
研究代表者 |
森田 司郎 京都大学, 工学部, 教授 (30025902)
|
|---|
| 研究分担者 |
角 徹三 豊橋技術科学大学, 建設系, 教授 (40026092)
小松 勇二郎 京都大学, 工学部, 教授職員 (60109022)
近藤 吾郎 京都大学, 工学部, 助手 (30195896)
藤井 栄 京都大学, 工学部, 助手 (70144334)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
1989 – 1991
|
| 研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
|
| 配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1989年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
|
|---|
| キーワード | 付着応力 / 付着設計 / 高強度コンクリ-ト / 柱・梁接合部 / 異形鉄筋 / 付着すべり / 付着割裂強度 / 折り曲げ定着 / 付着すベり / 鉄筋コンクリ-ト / 付着 / 定着 / ふし / 付着割裂 / すべり / フシ |
|---|
| 研究概要 |
圧縮強度1000kg/cm^2までの高強度コンクリ-ト、降状点10000kgf/cm^2程度までの高強度鉄筋を組み合わせて使用した場合の付着・定着に関する問題点を以下の4事項に分けて取り扱い、具展的な解決を得た。
1.高強度鉄筋の表面異形形状と付着性状の関係……6種類の異形形状と3レベルのコンクリ-ト強度について、無拘束、安全拘束および割裂きひびわれ幅一定の諸条件下の引抜き試験を実施し、割裂応力と割裂ひびわれ幅も組み込んだ付着応力-すべり関係構成則を樹立する知見を得た。
2.高強度鉄筋コンクリ-ト部材における付着割裂強度……単純梁形式の試験法により、部材中での主筋の付着割裂強度を調査する実験的研究を、コンクリ-ト強度、横補強筋量と配置、付着長さを主容な実験変数として実施した。この成果に基づいて、適用範囲の広い付着割裂強度算定式の試案を得た。
3.高強度鉄筋の鉄筋端の折り曲げ定着性能……高強度鉄筋を90ﾟ折り曲げ定着したときの定着性能を、折り曲げ部との余長部12dbからなる標準フックと見倣して、柱梁接合部のみならず、多くの条件下において調査した。既住の実験成果と併せて、精度のよい定着耐力算定式を提案した。
4.高強度材料を用いた柱梁接合部における通し筋の付着性状……接合部の応力状態を再現する新しい試験法を開発して、実大レベルの実験を多くの影響要因を変数して行い、実験結果に基づいて付着設計指標を提案し、接合部付着性能を表す尺度と有効であることを示した。
以上の本研究の成果に立脚して、(1)柱・梁部材の付着設計法、(2)鉄筋端の折り曲げ定着設計法、(3)柱・梁接合部付着設計法の実用設計式を提案した。
|
