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コミュニティセンタ-の住民管理の効果測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450030
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関帝京大学

研究代表者

菊池 美代志  帝京大学, 文学部, 教授 (90086843)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードコミュニティセンタ- / 住民管理 / 自主運営 / 市民参加 / コミュニティ / コミュニティ活動 / 効果測定 / 住民参加 / コミュニティ意識
研究概要

今年度は、前年完了した現地調査のデ-タの集計と分析の作業を行った。名古屋市,仙台市,三鷹市の3地区において回収した684名のアンケ-トのデ-タをもとに「コミュニティセンタ-の住民管理」と「コミュニティの形成」との関連、とくに両者の相互効果がガンマ係数、カイ2乗検定などの統計的手法を用いて分析した。これらの数値から、明瞭で有意な関連のパタ-ンが多数えられた。1.コミセンに関する指標としてその認識度、利用度、管理運営参加度、住民管理意識度などの尺度を作成し、これらを独立変数とし、コミュニティ形成に関する諸指標を従属変数として関連を見ると、前者の変数の後者におよぼす効果は大であった。とくに管理運営への参加度の強化は地域の活性化に効果がある。利用度と地域形成とは擦違う部分があり、その効果は屈折したものがあった。2.コミュニティ形成の指標として、地域集団参加度、地域リ-ダ-度、地域活性化度、近隣交際度、コミュニティ意識度などの尺度を作成し、これらがコミセンの認識、利用、運営参加におよぼす効果をみたところ、いずれも大であった。成熟したコミュニティが、センタ-の自主運営の基盤となっている。3.管理運営に積極的に参加する層は地付き層であるが、住民管理の理想を支持しながらも、現実の運営の在り方には極めて批判的な意識をもち、行政の関与の仕方にも批判的であった。利用度の高い層は新しいタイプの住民層であるが、やはり実態には批判的で、自主運営の在り方は改善の余地が大である。4.コミセンの効果とは、経済的効果ではなく社会的効果の意味で使われているが、地付き層の補強効果と覚醒効果、新しい住民層の参加のによる改変効果などを指摘できる。なお、資料補充のための現地調査を実施する予定であったが、その経費をコンピュ-タの集計費に当てたため、調査は断念せざるをえなかった。

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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