研究課題/領域番号 |
01450032
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
島村 忠義 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (20113293)
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研究分担者 |
馬場 茂樹 秋草学園短期大学福祉学科, 助教授 (60241189)
芦沢 正見 (芦見 正見) 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (00077166)
内山 喜久雄 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (20015423)
南野 知恵子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (70127273)
福島 道子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (40201743)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | VDT障害 / テクノストレス / テクノ依存症 / テクノ不安症 / 家族危機 / 高度情報社会 / 家 / 高度情報化社会 |
研究概要 |
本研究は、大型コンピュータ、パソコン、ファミコン等のハイテク機器の普及によって出現した高度情報社会にあって、一つの社会現象としての「VDT障害」、「テクノストレス」に研究の焦点をあて、家族危機理論との関連から、東京都内の小学生66人、中学生97人、コンピュータ専門学生166人、大学の理工学部学生122人、情報産業に従事する会社員550名を対象に調査を実施した。 調査の結果から幾つかの新しい知見を得た。 【.encircled1.】世代間の観点からVDT障害及びテクノストレスの発生率をみるとハイテク機器を利用する機会の多いコンピュータ専門学生や情報産業に従事する社会人に多く見られることであった。 【.encircled2.】家族危機理論とVDT障害及びテクノストレスの関連で分析した結果をみると、VDT障害との関連で云えば、情報産業に従事している社会人の場合、身体的症状の一つである「視力の低下」は問題解決法や危機認知との関連で有意差が認められている。パス解析では健康等の個人資源、社会支援システム、危機認知との項目に関連性が高くみられる。テクノ依存症では、個人資源としての暮し向きの高さに、そしてテクノ依存症では、とくに「失時間」との関連で云えば、性格が強く影響している。 【.encircled3.】テクノストレスとVDT障害の関連で云えば、テクノ依存症の項目の一つである「失時間」とVDT障害の身体的症状、情動的症状、記憶障害の関連性が高く、有意差が認められている。
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