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企業組織変動と社会変動に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01450034
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会学
研究機関関西大学

研究代表者

高瀬 武典  関西大学, 社会学部, 助教授 (90187956)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード組織 / 社会変動 / 企業 / 個体群生態学 / 生存時間分析 / 構造的慣性 / 工場組織
研究概要

組織個体群生態学モデルを全体社会の変動の分析と結びつけるための理論的検討をおこなった。まず、聞き込み調査と、各地の工場・企業名簿のバックナンバ-をもとにして、組織生存時間の継時的なデ-タを神奈川県をはじめとする6道県について作成した。そのうち、神奈川県のデ-タを中心にしたコンピュ-タ解析を通じて、その特徴の把握につとめた。
その結果、日本の工場組織をとりあげる場合は従来個体群生態学モデルの前提として考えられてきた業種の不変性については大きな修正をする必要があること、が明らかになった。また、個体群生態学モデルにおける基本的な概念として、組織がそのままの状態でい続けようとする「構造的慣性」の概念があるが、デ-タ分析を通じて、この概念に関して、
1.組織環境が不安定な場合には構造的慣性に対する組織年令の効果があらわれるが、安定的な場合には組織年令の効果がみられない。
2.組織の業種などについては構造的慣性が組織年令とともに増大するが、従業員規模や資本規模については組織年令と構造的慣性の強弱との間に関係がみられない。
3.組織戦略の変更の有無にかかわらず、組織創立時の組織属性の状態が強く環境適応の成否を決定する。などの知見を得た。

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 高瀬 武典: "構造的慣性か戦略的適応か" 理論と方法. 第4巻第2号. 41-55 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高瀬 武典: "組織の生成期における安定化過程について" 関西大学社会学部紀要. 第21巻第2号. 181-203 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKASE, Takenori: "Structural Inertia or Strategic Adaptation ?" Sociological theory and Methods. Vol. 4, No. 2. 41-55 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKASE, Takenori: "On the Stabilizing Processes of New Organizations." Bulletin of the Faculty of Sociology, Kamsai University. Vol. 21, No. 2. 207-222 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高瀬 武典: "組織の生態学" 直井優・盛山和夫・間々田孝夫編『日本社会のニュ-ウェ-ブ』所収(東京大学出版会)平成4年3月刊行予定.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 高瀬武典: "構造的慣性か戦略的適応か" 理論と方法. 4巻2号. 41-55 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 高瀬武典: "組織の生成期における安定化過程について" 関西大学社会学部紀要. 21巻2号. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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