研究課題/領域番号 |
01450051
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
鶴園 裕 金沢大学, 教養部, 助教授 (30197769)
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研究分担者 |
笠井 純一 金沢大学, 教養部, 助教授 (80107119)
片倉 穣 (片倉 穰) 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (50085180)
中野 節子 金沢大学, 文学部, 助手 (60019338)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 近世初期渡来朝鮮人 / 金(脇田)如鉄 / 加賀藩初期の侍帳 / 東南アジア渡航朝鮮人 / 壬辰倭乱 / 渡来朝鮮人 / 文禄・慶長の役(壬辰倭乱)の捕虜 / 近世的「秩序」 / 加賀藩初期侍帳 |
研究概要 |
1.研究状況の把握 加賀藩はじめ諸藩における「渡来朝鮮人」の研究状況、史料の残存状況を調査・検討し、「日本近世初期渡来朝鮮人一覧稿」を作成した(研究成果報告書に収録)。 2.史料の調査・翻刻 (1)「家伝」の研究及び翻刻を行なった(報告書に収録)。(2)如鉄に関する(1)以外の史料の翻刻を行なった(報告書に収録)。(3)加賀藩における渡来朝鮮人の研究をすすめ、その成果を「加賀藩における渡来朝鮮人」としてまとめた(報告書に収録)。(4)九州地域他の「渡来朝鮮人」関係史料の調査を続行したが、目下整理中である。 3.加賀藩初期『侍塚』の分析 『加賀藩初期の侍帳』(石川県図書館協会)に収録された藩士の石高・役職等を全てパソコンに入力し、家臣団中における「渡来朝鮮人」如鉄の位置づけを明らかにした(報告書に収録)。 4.比較史的研究 東南アジアにおける「渡来朝鮮人」の研究を行ない、その存在形態を明らかにした(報告書に収録)。 5.研究会を月一回のペ-スで開き、研究成果の報告と問題点の整理を行なって、課題の追究に努めた。 6.総括と報告書の作成 上記の研究諸成に立脚し、総論「近世初期渡来朝鮮人冶究序説」をまとめ、諸成果とともに、研究成果報告書『日本近世初期における渡来朝鮮人の研究ー加賀藩を中心にー』に載録して刊行した。
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