研究課題/領域番号 |
01450083
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済事情・政策学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
西向 嘉昭 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (70031383)
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研究分担者 |
西島 章次 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70116234)
片山 誠一 神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (70047489)
井川 一宏 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (80031392)
足立 英之 神戸大学, 経済学部, 教授 (70030666)
石垣 健一 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)
中谷 武 神戸大学, 経済学部, 教授 (40093281)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 総要素生産性 / 研究開発 / 国際収支 / インフレ税 / ハイパ-インフレ-ション / 水平貿易 / 直接投資 / 技術移転 / 国際協調 / 経済発展 / 財政赤字 / 環太平洋諸国 / 経常収支 / 生産関数 / 環太平洋地域 / 貿易 / 金融 / ラテンアメリカ / 東南アジア |
研究概要 |
本研究課題である環太平洋地域内における各国の経済発展と、地域内各国経済の相互依存関係について理論的実証的研究を進めた。そのような研究成果の報告を基礎にして政策的含意を明らかにし、経済発展のための国際協調政策のあり方を討論し、報告された研究の内容充実をはかるような報告会をもった。その結果えられた研究成果は今年度は5編の研究論文となっている。まず萩原論文は、OECD14ケ国の総生産性の推移を調べ、その説明変数としてヴィテ-ジと研究開発の貢献度を検討した国際比較研究である。下村論文は、国際収支の関係が、貨疲幣需要関数の形状によりどのように規定されるか再検討を加える。西島論文は、アルゼンチン、ブラジル等でみられるハイパ-インフレ-ションをブラック・マ-ケット・ドルの資産を含むようにした上で、credibility喪失によることを示す。松永論文はヘクジャ-・オ-リン・モデルによる水平貿易の説明可能性を検討する。井川論文は、技術と組織の移転を伴った開放政策と国内保護政策の最適な混合形態を選ぶ発展政策の可能性を探る。 以上のような諸研究によっても、本研究の総論的結論である以下のことを再確認した。すなわち環太平用地域の相互依存性の高まりと、経済政策協調の実施が当該地域において不可欠となりつつあるということである。
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