研究課題/領域番号 |
01450106
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 奈良教育大学 |
研究代表者 |
岡沢 祥訓 奈良教育大学, 教育学部, 助教授 (40110978)
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研究分担者 |
高橋 健夫 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (60029725)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 体育 / 授業分析 / ALTーPE / 言語分析 / ALT-PE / 教師行動 / 観察法 |
研究概要 |
生徒歩行動の分析法に関しては昨年度の研究で完成しにALTーPE観察法の簡便法(ALTーPE観察法の簡便化に関する検討ー特に観察生徒数の制限と観察インタ-バルの拡大についてー)の授業現場で入力可能なパソコン入力プログラム、及び処理プログラムを完成させた(ALTーPE観察法のパソコン処理システム作成の試み)。このシステムは少しのトレ-ニングで使用可能なように工夫されており、教育実習や研修会等の指導に有効に利用できると思われる。パソコンが無い場合やクラス全体の雰囲気を的確に把握するためのGTS観察法に関する検討(体育の集団的時間標本観察法「GTS」の可能性の検討)も行なったALTーPE観察法と併用して用いる観察法ではないがその有効性は証明された。これらの体育授業に於ける生徒行動の分析法は、従来VTRに撮影しそれを研究室で分析・集計していた労力(1授業約10時間)を授業現場で観察・入力するだけに省力化することができた。また、授業終了後すぐに集計結果を得るることが可能であり、研究の城を越えに利用が可能になった。 教師行動の分析法に関しては、まず小学校体育授業の時間配当がどのように行なわれているのかを、分析した(小学校体育授業に於ける時間配当に関する研究)。結果は実習生の問題点や教材の特徴をかなり検出できることを示している。この分析法はパソコンに内臓されているタイマ-を利用してイベントの最初と最後を入力することによって、全てが完了する。教師の相互作用を分析するために教師の言語活動分析を行なった(小学校体育授業における教師の言語活動に関する研究)。その結果、言語分析を行なうだけでも教師の相互作用の問題点や良さが検出できることが明らかになった。この分析システムもパソコン処理が可能であり、授業現場での使用に耐えうると思われる。
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