研究課題/領域番号 |
01460051
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
宮腰 潤一郎 鳥取大学, 教養部, 教授 (60032116)
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研究分担者 |
笹井 洋一 東京大学, 地震研究所, 助手 (20012924)
塩崎 一郎 鳥取大学, 教養部, 講師 (80221290)
西田 良平 鳥取大学, 教養部, 教授 (90027269)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1990年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1989年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | 貯水ダム / 水位変化 / 岩石磁場 / ピエゾ磁気効果 / 地球磁場 / 流動電位 / 地電位差変化 / 岩石磁気 / ピエゾ磁気 / 地電流 / テクトノマグネティズム / 地震予知 |
研究概要 |
貯水ダムの水位変化による水圧変化が湖底岩石のピエゾ磁気効果によってダム周緑にどの様な磁場を作るかを明らかにすること,また多少は存在するであろうダムの濁水が流動電位現象を通じてダム周辺に作るであろう地電位差変化を検出することを目的に鳥取県日野郡の建設省菅沢ダムにおいて地磁気,地電位差観測を行っている。 地磁気観測点DMー3近傍において道路工事が1990年12月から始まりまたケ-ブルの破損などの事故のために得られた記録にはノイズの混入が見られるが本年度において得られた所見は以下の通りである。 1.ダム湖底岩石のピエゾ磁気に起因すると考えられる磁場変化は確かに存在する。 すなわちダム周緑の磁場は高水位時に減少,低水位時に増大する。 観測された磁場変化とモデル計算の結果を綜合して得られた磁場の圧力係数はー0.013〜0.065である。 この値はDAVISらが得た値とほぼ一致している。 2.ダム水位の変化に対応して周辺に地電位差変化が生ずるか否かについては,1990年度の後半に相当長期間に渉るケ-ブルのトラブルがあったためにはっきりしたことは言えないが,地電位差の増大はダム水位の上昇に対応して生じている様であり流動電位発生のメカニズムと矛盾しない。 しかしながら磁場・電場のデ-タ共に上述の様な問題であるので,より信頼性のあるデ-タを得るために少くとも1991年年内は現在の観測を継続しようと考えている。
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