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複合材料の微視的強度の力学的および分光学的基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 01460088
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機械材料工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

小泉 尭 (小泉 堯)  東京工業大学, 工学部, 教授 (90016337)

研究分担者 納冨 充雄  東京工業大学, 工学部, 助手 (70218288)
井上 裕嗣  東京工業大学, 工学部, 助手 (90193606)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード複合材料 / 赤外分光法 / 破壊強度 / 劣化 / 熱弾性応力測定法
研究概要

1.ポアソン比,縦弾性系数が異なる二つの材料を用いて,3層積層モデルによる複合材料の力学モデルを作製した.これの引張試験を行い,応力ーひずみ線図を得た.さらに部分片振り荷重の下で疲労試験を行なってSN曲線を得るとともに,試験片破断部を顕微鏡で観察し,破壊様式を論じた.
2.複合材料の力学モデルに荷重が作用するときのモデル内に生ずる応力の数値解析を行った.局所的に見ると複合材料内部において材料の縦弾性係数やポアソン比は一定でないと考えられる.そこで,実験的に求められるはりのたわみから,材料内部の縦弾性係数を推定する逆解析手法を提案しその検討を行った.逆解析の基礎式として一般的なはりの式を用い,計算はDFP法を用いた最適化手法によって行った.さらにその結果を有限要素法のプログラムより得られた結果と比較し,解の有効性を確かめた.
3.異なって材料を用いてモデル実験を行い,マトリックスの劣化を調べた。それぞれのマトリックスを恒温恒湿度の槽内に一定期間保存した後,引張試験とシャルピ-衝撃試験を行った.そしてその破断面を顕微鏡および電子顕微鏡で観察し破壊様式について論じた.さらに重量の測定と,赤外水分計でマトリックス内の吸水率を測定した.また,前年度購入した赤外分光光度計で劣化によるマトリックスの化学的構造の変化を調べ,マトリックスの機械的な性質の変化と赤外スペクトルの変化の間の関係を認めた.

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小泉 尭: "プラスチックフィルムの環境劣化に関する分光学的研究" 日本機械学会論文集A編.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T. KOIZUMI, K. KISHIMOTO, M. NOTOMI, Y. SIMOKOUCHI ;: "A Study of Environmental Degradation of Plastic Films by IR-Spectroscopy, Transactions of The Japan Society of Mechanical Engineers (in press)"

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小泉 尭: "プラスチックフィルムの環境劣化に関する分光学的研究" 日本機械学会 第68期通常総会講演会講演論文集.

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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