研究課題/領域番号 |
01460124
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械力学・制御工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大野 進一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013114)
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研究分担者 |
片岡 眞澄 (片岡 真澄) 千葉工業大学, 機械工学科, 教授 (90083948)
大石 久己 (大石 久巳) 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (90168857)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 振動制御 / 連続系の振動 / 振動モ-ド |
研究概要 |
本研究は、構造物に複数の制御された力を作用させることにより、構造物の振動の節を任意に移動させる方法を求めることを目的とした。 本研究はつぎのような考えに基づいている。すなわち、構造物上に3点を考え、第1点と第2点に加振力が作用し、第3点が観測点であるとする。ここで、第1点の加振力によって第3点に生じる振動と、第2点の加振力によって第3点に生じる振動が、振幅が同じで位相が反対であれば、第3点は振動の節になる。その上で、第3点の位置を連続的に変えることが出来れば、構造物上の振動の節を任意に移動することが出来る。もし、構造物上の特定の点の振動を止めたいのであれば、第3点をその位置に取ればよい。 本研究では、まず構造物上の指定された点の振動を停止する方法について研究し、振動系の運動方程式に基づいて局部的制振を行うための制御加振力を求める方法を導いた。また、はり構造物について実験を行い、理論の妥当性を確認した。つぎにその停止点の位置を移動する方法について研究し、加振力の振幅比、周波数、位相差を変化させることによって構造物の振動の節を移動させる方法を導いた。また、はりに複数の正弦波加振力が作用する場合について実験を行い、理論の妥当性を確認した。
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