研究課題/領域番号 |
01460169
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
渡辺 昇 北海道大学, 工学部, 教授 (40001060)
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研究分担者 |
小幡 卓司 北海道大学, 工学部, 助手 (20214215)
林川 俊郎 北海道大学, 工学部, 助教授 (90002302)
佐藤 浩一 北海道大学, 工学部, 助教授 (60002010)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1989年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 土木工学 / 橋梁工学 / 鋼橋 / プレ-トガ-ダ- / 横倒れ座屈 / パソコン |
研究概要 |
1.横倒れ座屈理論についての内外の文献を収集整理した。 2.横倒れ座屈理論をパソコン(PC9801)にBASIC言語を用いてソフト化した。そのプログラム内容については、「薄肉断面橋のパソコンによるそりねじれ解析」という論文題名で、土木学会北海道支部技術研究発表会で発表した。 3.薄肉断面プレ-トガ-ダ-橋の模型を製作し、横倒れ座屈の室内実験を行い、理論と実験値とを検証した。 4.北海道開発局函館開発建設部管内の「萩茶里橋(側道橋、活荷重合成桁、支間50.8m、5連)」の実施設計に当り、本研究の成果を適用し、十分な横倒れ座屈対策を施し成功した。もしも本研究の成果の適用がなかったとしたら、本橋は架設中に横倒れ座屈により落橋し、大事故を起こしていたことであろう。 5.北海道土木技術会鋼道路橋研究委員会(委員長渡辺昇北大教授)では、平成元年11月に「北海道における鋼道路橋の設計及び施工指針」の改訂版を発行したが、その中の9章「架設」の中に、本研究の成果である「薄肉断面プレ-トガ-ダ-橋の横倒れ座屈問題」を取り上げ、萩茶里橋の経験を生かして、その実用横倒れ座屈計算例を採用した。したがって、これからはこの種の座屈事故は未然に防止されることになるものと思われる。
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