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居住地変動要因の合成分析によるコミュニティ・バランス・モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01460202
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関京都大学

研究代表者

三村 浩史  京都大学, 工学部, 教授 (50025912)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード住宅集積パタ-ン / モザイク / 居住地 / 人口変動 / 学区 / 街区 / 住宅統計調査 / 住宅群 / 住宅ストック集積パタ-ン / 住宅型 / 国勢統計区 / 公称町
研究概要

1.研究成果としての住宅集積パタ-ンの可能性
2年間にわたる助成研究を通じて得られた最大の成果は、住宅集積パタ-ンを開発できたことである。その内容は次の3点である。(1)居住地を、単一エレメントの住宅集積パタ-ンで表現できる地域と、モザイク型住宅集積パタ-ンで表現できる地域とに二分することができた。(2)住宅集積パタ-ンには、複数の地域で現われる一般的なものと、他地区にまたがるような共通性が現われないものとがあった。これは、パタ-ンを構成する要素である各住宅型の混合比(モザイクの粒度)が一様でなかったためと考えられる。(3)今回の研究は京都市の場合だけに限定されるものであるが、住宅集積パタ-ンをより厳密にモデル化することができれば、地区の1/2500の市街地図と市街地形成過程の概略を組み合わせるだけで地区に存在するほとんどの住宅ストックの住宅型を判別することが可能になるという仮説が見出される。次段階の研究でこのことを実証できれば、居住地特性の基本的な部分は現地観察調査に赴く前の段階で把握することが可能になるものと考えられる。
2.住宅集積パタ-ンの問題点と今後の研究課題
(1)現時点では、定性的分析が中心となっているが、住宅集積パタ-ンを形成する住宅「群」の定義に対してより客観的な規則性を持たせることによって、定量的デ-タ解析を可能にする必要がある。たとえば、住宅統計調査のデ-タを独自集計することによって、住宅集積パタ-ンに合致した類型を開発することが有効である。
(2)住宅集積パタ-ンにおける要素の混合比(モザイクの粒度)の多様性を表現できるモデルに改良することが必要である。

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 三村 浩史: "京都市における局地的住環境特性を把握するための住宅集積パタ-ン類型に関する考察" 都市計画論文集. 25. 205-210 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三村 浩史: "里山景観保全からみた「地方小都市の局地的住宅地開発」の特質" 都市計画論文集. 25. 739-744 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三村 浩史: "転出時期別に類型化された地方都市出身者の“ふるさと回帰意識"構造" 都市計画論文集. 25. 745-750 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三村 浩史: "観光地域が主体的に発展できる観光活動設計条件に関する研究" 都市計画論文集. 25. 631-636 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 三村浩史ほか: "人口及び住宅・土地資産の動きからみる地域居住の変容に関する研究" 都市計画論文集. 24. 169-174 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 三村浩史ほか: "京都市の人口変動特性にみられる都市構造変化の新傾向" 日本建築学会近畿支部研究報告集. 30. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 三村浩史ほか: "住宅ストック集積パタ-ンと人口変動との関係からみる居住地の動的特性" 日本建築学会近畿支部研究報告集. 30. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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