研究課題/領域番号 |
01470153
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土壤・肥料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
庄子 貞雄 東北大学, 農学部, 教授 (10005605)
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研究分担者 |
高橋 正 秋田県立農業短期大学, 講師 (80132009)
木村 和彦 東北大学, 農学部, 助手 (10183302)
伊藤 豊彰 東北大学, 農学部, 助手 (10176349)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アンディソル / スポドソル / アンディック土壌基準 / スポディック基準 / 土壌タクソノミ- / 火山灰土壌 / アンディック・土壌基準 / 気候系列 / 植生系列 / スポディック層 / ポドソライザ- |
研究概要 |
火山灰由来のスポドソルSpodosolとアンディソルAndisolは、共に多量の非質成分を含み、多くの共通する化学特性を示すために、これらの2つの土壌目soil orderを明確に区別することができない。このためスポドソルの国際分類が未完成となっている。 そこで研究代表者らは、十和田土壌を始めとする東北日本のポドソル化作用を受けているとみられる火山灰土壌の形態・物理・化学・鉱物学的性質を研究し、さらに研究代表者らが既に採取した、米国のアラスカ州やワシントン州の火山灰土壌を研究して、火山灰由来スポドソルの分類試案をとりまとめて提案した。 最近提出された関係の分類試案はいずれも、アンディック特性を示す土壌はスポドソルから除外しようとするものである(Arnold et al., 1989; National Soil Survey Quality Assurance Staff. 1989)。これに対して研究代表者らは、次のような具体的な提案を行い、一部はすでに国際分類の基準に採択されている。 1.スポドソルとしての特徴的形態を示す火山灰由来のスポドソルは、除外することなく認知すべきであること。 2.スポドソルはアンディソルの後に分類上キ-アウトすべきこと。 3.分類基準には化学基準よりも形態学的基準を実施すること。 4.火山灰母材スポドソルのアルビック基準を修正した。 5.新しい化学的基準(酸性シュウ酸塩可溶のAlとFe)を提案した。 6.スポディック層と埋没する方法を提案した。
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