研究課題/領域番号 |
01480144
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐武 明 新潟大学, 脳研究所, 教授 (70018589)
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研究分担者 |
安藤 進 東京都老人総合研究所, 生化学部, 室長 (30073000)
渡辺 洋子 新潟大学, 医療技術短期大学部, 助手 (80018853)
阿部 幸子 新潟大学, 脳研究所, 助手 (60018603)
荒木 恵子 新潟大学, 脳研究所, 助手 (70018604)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1990年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 糖脂質 / CーP化合物 / ピルビン酸ガラクト-ス / 神経線維 / あめふらし / 旧口動物 / 生物活性 / C-P化合物 / ピルビン酸-ガラクト-ス / 神経組織 / あめわらし |
研究概要 |
1。ピルビン酸含有フォスフォノ糖脂質、FGLーIIa,FGLーVの構造ー私共の過去の研究は、アメフラシ神経から分離されたフォスフォノ糖脂質FGLーIIbは非防元末端糖として、ピロビン酸を結合したガラクト-スを有し、FGLーIIbに対して作成した抗血清は、薄層板上、FGLーIIa,FGLーVを含む数種の糖脂質と反応することを明らかにした。(1)FGLーVの構造ーアメフラシ神経組織のアセトン粉末100gから、主としてシリカゲルクロマト法により16.6mgの純粋なFGLーVを得た。呈色分析、アミノ酸分析、ガスクロマト分析、メチル化分析、negative ion FABーMS, AA1BBHーNMR等によってその構造は下図の如く決定された。(2)FGLーIIaの構造ーアセトン粉末100gから2.5mgの純粋なFGLーIIaを得た。FGLーVにほぼ準じて分析し、下図の如く構造を決定した。 2.ピルビン酸含有フォスフォノ糖脂質の組織分布に関する研究ー抗FGLーIIb抗体はアメフラシ組織のうち、神経線椎束のみを染める。染め出されるのは軸索周囲小型細胞の膜か、周囲結合織で、兔疫電顕で確認中である。3.ピルビン酸含有フォスフォノ糖脂質の機能に関する研究ー本脂質群の構造および分布の特異性から、突起伸展に対する関与を明らかにするため、(1)アメフラシ単離神経細胞からの突起伸展、(2)継代培養ニュ-ロンからの突起伸展および(3)神経節に連絡する神経線椎束からの突起伸展に対する本脂質群の効果を検べた。現在迄(3)の実験系において僅かに効果が認められたが、更に確証を得るために実験を継続する計画である。
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