研究課題/領域番号 |
01480145
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
山村 博平 福井医科大学, 医学部, 教授 (90030882)
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研究分担者 |
田中 幸枝 福井医科大学, 医学部, 教務職員 (10197486)
中村 俊一 福井医科大学, 医学部, 助手 (40155833)
谷口 隆信 福井医科大学, 医学部, 助手 (60217130)
箸本 英吉 福井医科大学, 医学部, 助教授 (20116239)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1990年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1989年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | チロシンキナ-ゼ / Cキナ-ゼ / 血小板 / バナジン酸 / セリンキナ-ゼ / 脾臓 / スロンビン / ダウンレギュレ-ション / セロトニン放出反応 |
研究概要 |
細胞内情報伝達に於けるチロシン蛋白質燐酸化酵素とセリン蛋白質燐酸化酵素の役割に関して計画年度内では以下の点について明らかにした。脾臓に於ける細胞質チロシンキナ-ゼ(CPTKー40)の完全精製に成功し多くの興味ある性質を明らかにした。既ちポリアミン、ヘパリン、イオン強度、膜燐脂質などによってCPTKー40の活性は変動するが、用いる基質によってその効果は著しくことなる。これらの結果は様々な効果剤は酵素のみならず基質側にも作用していることを示している。生理的基質の検索では、細胞質画分とミクロゾ-ム画分および核画分の順に多くの蛋白質のチロシン残基が燐酸化される。特に多い細胞質画分を各臓器毎に調べたところ、脾臓についで脳、精巣に多く見いだされた。一方血小板刺激後に於けるチロシン残基の燐酸化反応について、トロンビンやコラ-ゲンで刺激したところ、135K、124Kと76Kが燐酸化された。この燐酸化反応とセロトニンの放出反応はほぼ一致しており両者に密接な関係があることを示している。またチロシンホスファタ-ゼの阻害剤であるバナジン酸で刺激しても蛋白質のチロシン残基に燐酸化が起こり同時に血小板が凝集することから、やはりチロシン燐酸化反応は血小板の活性化と密接に関係していることが明らかとなった。血小板の活性化においては47Kと20Kのセリン残基の燐酸化が重要であることが言われているので、今後セリン残基とチロシン残基の燐酸化の関係を明らかにしたい。Cキナ-ゼのNaイオンとpHによる蛋白質分解酵素を介した活性化機構において、分子量80Kの部分活性化酵素の同定に合功した。この酸素はCキナ-ゼのほんの一部が切断され活性化を示すものであり、生理的に起こりうる反応か否かを明らかにしたい。またCキナ-ゼの肝臓に於ける生理的基質を検索したところ、細胞質画分よりも顆粒画分に多いことを明らかにした。
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