研究課題/領域番号 |
01480203
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
公衆衛生学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
荒記 俊一 東京大学, 医学部・医学科, 教授 (00111493)
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研究分担者 |
谷川 武 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (80227214)
佐田 文宏 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (90187154)
川上 憲人 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (90177650)
村田 勝敬 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (80157776)
横山 和仁 東京大学, 医学部・医学科, 講師 (00158370)
丹羽 真一 東京大学, 医学部(医), 助手 (30110703)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 神経生理学的方法 / 神経行動テストバッテリ- / 疫学的方法 / 非顕性の障害 / 神経中毒 / 精神障害 / 行動障害 / 産業・環境医学 / 神経、精神、行動障害 / 予防医学 / 疫学 / 神経伝導速度分布 / 大脳誘発電位 / 事象関連電位 / 心電図R-R間隔変動 / 神経行動テスト |
研究概要 |
最新の電気生理、神経行動および疫学的解析法を用いて広範な神経、精神および行動障害を予防医学的見地より解析し、予防・管理に役立てることを目的として研究を継続し、以下の成果を得た。 1)神経伝導速度分布(DCV)、各種の誘発電位、事象関連電位、身体平衡機能、神経行動テストバッテリ-(WHO法、コンピュ-タ-法)等の神経精神行動機能の同時測定と職場および地域への移動して測定できるシステムを確立した。 2)各種の有害化学物質および物理的環境因子に曝露する作業者と中毒、職業病患者で上記の測定と疫学的に解析を行い、以下の諸点を明かにした。(1)鉛作業者(血中鉛60μg/dl以下)のP300(事象関連電位)潜時の遅延と心電図RーR間隔変動の低下。(2)局所振動(チェ-ンソ-)による聴覚誘発電位潜時の遅延。(3)VDT作業者による視覚誘発電位潜時の遅延。(4)nーヘキサン、タリウム、アルコ-ルおよび局所振動により伝導速度の速い(太い)神経線維が早期に障害されること。 3)職業ストレスおよび感情障害に関する面接および質問紙調査に関し、(1)新たな質問紙法として感情プロフィ-ル検査法(POMS、WHO)の日本語版の翻訳を完成し、その現場への適用法を確立した。同様に、(2)職業ストレスによるHbA_1c増加を見出した。(3)コンピュ-タ-作業者において、パ-ソナリティ-傾向と年齢、学歴との関連を明らかにした。 4)在宅脳血管障害患者の介護者の面接調査により、初期および終末期の在宅脳血管障害患者の日常生活動作の改善に影響を及ぼす要因を明らかにした。 5)中国の交通事故多発者の神経行動学的特性を、患者対照研究により明らかにした。
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